From:伴走(Together Run)金子誠志
中小の企業・店舗が決して
手を出してはいけないこと、
それが価格で勝負すること。
なぜなら大企業が相手となった時、
値段で挑めば、敗戦確実だから。
大企業の資本力に
中小は勝てません。
なんとか戦い続けたとしても、
利益が手元に残ることはなく、
疲弊するだけになりかねない。
単価アップはお客さんのため
だからこそ、中小の企業や店舗、
あるいは一人でビジネスを営む方が
選択すべきは、単価アップといえます。
「いやいや、競争が激しいのに、
単価アップなんてムリ、ムリ」
もしかしたらそんな風に思うかもしれません。
そこで本日は、どういった業種業態でも
比較的取り組みやすい単価アップ法を
紹介させていただけますでしょうか。
そうそう、時々単価の話をしますと
「それではお客さんに申し訳ない」
とおっしゃる経営者がいます。
ですが、それは大きな誤解。
単価アップはお客さんにとっても
いくつもメリットがあること。
その詳細に関しましては、
こちらに記しています。
○○ドナルドだってやっている!
話を戻しますね。
まず客単価アップから。
最も簡単な方法が、
購入のタイミングに
関連商品を勧めること。
(クロスセルといいます)
有名どころでいえば、
某ハンバーガーショップの
「ご一緒にポテトはいかがですか」。
スーツの購入を決めた直後に
ネクタイやシャツを勧められたり。
Amazonでも多く見かけるでしょう。
なにかを購入してくれた際、
関連商品を勧めるだけですから、
場合によっては数秒のレベル。
これをしない手はないです。
人は購入というステージにおいて
アドレナリンやドーパミンが放出され、
興奮状態に陥ることが明らかになっています。
ですから、なにかを購入した際、
ついで買いを提案されてしまうと
成約する可能性が高くなるわけです。
それ、セットにできませんか
関連でもう一つ。
クロスセルに向くものを
最初からセットにしてしまう、
というのも、もちろんOK。
某ハンバーガーショップも
『バーガー+ポテト+ドリンク』の
バリューランチなどを展開しています。
では、あなたの商品・サービスの場合、
どういったクロスセルが可能でしょうか。
そのトークが売上拡大をもたらしてくれます。
続いては、商品単価。
前提としまして世の中の多くのものが
本来持つ価値より安く売られています。
その上で、この場合の“基本のき”が
地味に聞こえるかもしれませんが
きちんと本来の価値を伝えきること。
なぜ安いものが買われるか
人はなぜ価格が安いものを選ぶか。
多くの場合、違いがわからないから。
AとBという2つの商品があった場合、
売る側が差をきちんと把握していても
残念ながらお客さんには伝わりません。
だからこそ、同じようなものなら
「安い方で十分」となる訳です。
ですから、商品単価アップを目指すなら、
商品の価値を知ってもらう必要がある。
あなたの商品が持っている価値を
3つ挙げるとすればなんでしょう。
◆それを示す証拠はありますか
◆限定性とか希少性はありませんか
◆お客さんはどのようにいっていますか
価値が伝わる=高単価で売れる
その上でそういった一つひとつを
お客さんに伝えきってください。
お客さんに伝わり切っていない
あなたの商品が持つ魅力を伝え、
価値を評価してもらいましょう。
そうすれば、価格だけで判断
ということはなくなります。
つまり、その商品が本来持つ価値
=高単価で買ってもらえるようになる
ということに他ならない訳です。
PS
単価アップを目指す際、
品質向上は最後の最後。
なぜって、それは時間がかかりますし、
その前にすぐできることがあるから。
(例えば上記クロスセルなど)