売上アップの基本は超シンプル!

From:伴走(Together Run)金子誠志

先日参加したとある交流会でのこと。
その会は誰もが参加できるタイプ。
経営者以外も少なくありません。

その会では、冒頭に参加者名簿が配られ、
そこに簡単な自己紹介が記されています。

起業間近のCさんは・・・

会が始まって間もなくのこと。
30代前半とみられる男性が
私に声をかけてこられました。

 金子さんですよね。

 名簿に集客コンサルタントと
 書かれていたのですが、
 少し話をさせてもらえませんか?

その彼を仮にCさんとしましょう。
Cさんは現在は、サラリーマン。
起業に向け、準備中とのこと。

アメリカ中心に展開中という
マネジメント系コンテンツを
日本で販売できることに
なり、
それを本業にされたいとの話。

ただ、コンテンツは提供されるものの
販売に関する支援はほぼ皆無だそう。

そんなタイミングに私の肩書を見つけ、
声をかけられたとおっしゃっていました。

遠回りしたくありません!

Cさんからはこんな発言も。

 家族はいませんから、
 自分だけ生活できれば
 と思っていますが、
 遠回りしたくありません。

 なので、できるだけ効率よく
 お客さんを獲得していければと。

 お客さんさえ見つかれば
 優れたコンテンツですから
 後はなんとかなると思っています。

そこから20分ほどかけ、
私の説明が始まりました。

どんな話をCさんにしたか。

その内容を一言で申し上げるなら
「そんなに甘くない」ということ。

恋する相手を間違えてはいけない

申し上げるまでもないですが、
世の中に優れた商品は
あふれています。

一方、そういった商品・サービスを
手にした全ての方が成功者といえるか。

答えは「No」でしょう。

優れた商品を手にした人ほど、
商品に恋してしまい、
心を奪われる

いかに他と比べ、優れているか。
その価値をお客さんに語りがち。

その傾向が強まれば強まるほど、
売上低迷という方が少なくない。

お客さんは商品の良さを知りたいのではなく、
それが自分の問題を解決してくれるか、
そこにしか興味がないからです。

当たり前を徹底しよう!

Cさんには、こんなことを伝えました。

 瞬間沸騰の売上だけを望むなら
 奇をてらった速攻策が効果を上げる
 なんていうことが時に起こり得る。

 でも、長期の売上アップを目指すなら、
 基本は当たり前のことを徹底すること。

 価値ある商品を提供し、
 お客さんとの関係を深め、
 相手の悩みに向き合い続ける

 新規に購入してくれた人に
 感想を尋ね、意見を聞き、
 改善を繰り返していく。

 特に中小の会社や店舗の場合、
 最大の売りになるのが柔軟性。

 そういった取り組みを重ねることで
 信頼が高まり、紹介などにも繋がる。

Cさんの気づき

Cさん、私がそんな話をするとは
想像していなかったのでしょう。

意気消沈されたようにも見えましたが、
最後はこんなコメントを残されました。

 私の考えが甘かったかもしれません。
 確かに商品に恋していました(笑)。
 お客さんと恋するように頑張ります。

Cさんの気づき、いかがでしたか。
なにかのヒントになれば幸いです。

PS

それから6週間後、
Cさんから連絡があり、
改めてお会いすることに。

当日、じっくり話を聞くと、
従来のビジネスプランを
大幅に見直し中とのこと。

お客さんにフォーカスしたその計画は、
Cさんを成功の道に導いてくれそう、
そんな内容になっていました。

関連記事