ビジネスにおけるホームページデザインの基本

From:伴走(Together Run)金子誠志

今日はホームページ(HP)デザインを
テーマに取り上げたく思います。

先に申し上げますが、
私はデザインの専門家
ではありません。

ですから、お話します内容が
デザインのプロからすれば、
的外れに思うかもしれません。

しかしながら、マーケティング、
正しくは売上アップという点からは
自信をもってお伝えできる内容といえます。

そんな観点からご覧くださいませ。

HP集客に苦戦のT社長

さて、先日参加したとある会合でのこと。
今春代替わりした3代目T社長から
こんな風に話しかけられました。

 金子さん、HPからの集客を
 強化したいと思っているんですけど、
 少し相談させてもらえませんか。

 それなりにお金をかけているんですが、
 今一つ成果に繋がっていなくて

ということで、
アクセス分析などを専門とする
K氏とともにT社長のオフィスへ。

私達が通されたのは
10席ほどある会議室。

そこにはT社長の他にも
お初となるお一人の
姿がありました。

プロフェッショナル登場

T社長、その方をこんな風に
私達に紹介してくれたのです。

 この方はAさんといいまして、
 先代の頃から当社のHPを
 担当してくれています。

 デザインの専門家です。

その後、Aさん含め
若干のやり取りがあった後、
T社長からHPの説明がなされ、
こんな風に話を締めくくられました。

 という状況でして、
 HPにアクセスはありますが、
 その後の問い合わせなどに繋がりません

 どこをどのように改善すればいいでしょう?

Kさんと私はその原因がすぐわかりました。
デザインのプロが関わっているだけあり、
HPのデザイン性は素晴らしかったです。

ですが、こと売上アップに繋げる
という視点からすれば問題だらけ。

ことごとく反論するA氏

例えば問い合わせボタンはわかりにくく、
そこに誘導するような導線もありません。

その場でいくつかご提案したのですが、
そこに割って入ったのが担当のAさん。

Aさん、私達にこんな風に答えます。

「それはデザイン的にあり得ません」
「それはデザイン面からは邪道です」
「それではデザインが死んでしまう」

こんなやり取りが続き、
全く話が噛み合いません。

それを黙って聞いていたT社長、
これでは議論にならないと思ったのでしょう
こんな風に助け船を出してくれました。

 金子さん、Kさん、
 ご指摘、ありがとうございます。

 HPへのアクセス状況などの
 データをお渡ししますから、
 分析していただけませんか。

HPデザインの基本

それから2週間ほどした日、
T社長と私の2人で会食し、
どうすべきか議論しました。

結果、当面はHPには手をつけず、
アナログ集客を見直すことで
一定の決着を見たのです。

本日のテーマは、
ビジネスにおける
HPデザインの基本。

それは、売上に繋がるか
そのためのデザインになっているか

特に中小企業の場合、
コスト/リソースが
限られることが多い。

ですから、ビジュアル的に奇麗かどうか以上に
売上アップ(問い合わせ含め)に貢献するか、
そこに最も焦点を当てていただきたいです。

PS

全くもって余談ですが、
T社長、先代との絡みもあり、
Aさんの処遇に悩んでいました。

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