広告の最適な長さ、ご存知ですか?

From:伴走(Together Run)金子誠志

ビジネスに不可欠なこと、
その一つが販売促進活動です。

あなたがどれほど素晴らしい
商品・サービスを扱っていたとしても
それが伝わらなければ、購入されません。

話すvs.見てもらう

伝える方法は、
大きく2つ。

◆口頭で伝える
◆文字で伝える

絵や写真という手もありますが、
それは文字を補強する
手段にすぎません。

絵や写真だけで
全てを伝え切るのは
現実的には難しいですから。

さて、口頭ですと、
相手の反応を見ながら
伝える情報量を
コントロールすることが
できますよね?

相手が怪訝そうな顔をしたら、
そこを詳しく説明するとか、
臨機応変な対応が可能です。

文字量は少ない方がいいか

一方、
文字で伝える場合、
その分量(長さ)に
悩む人が少なくない。

よくいわれるのが、
『説明は短いに越したことはない』
というもの。

長すぎると読んでもらえない。
だから短く簡潔にすべき、
という論理です。

それは果たして
本当なのでしょうか?

結論からいいますと、
半分正解、半分不正解。

余計な情報はいらない

確かに冗長なだけの説明は
読み手の意欲を削ぐ傾向があり、
購入に繋がりにくいでしょう。

では、無理に削ってでも
情報量を抑えるべきか。

それはそれで
いただけません。

なぜなら、知りたい情報が
きちんと記されていなければ、
お客さんはそこで行動を止めてしまう
から。

お客さん自ら不明点を調べる、
なんていうことは期待できません。
(まれに、そんな人もいますが)

ガムの選択

ちょっと考えてみていただけますか?

少し口臭が気になり、
コンビニでガムを
購入することにしたとします。

陳列棚をのぞくと、
「新商品 口臭予防効果10倍」
というポップが付いた商品発見。

この場合、
そのポップが付いたガムを
購入する人が一定数いるでしょう。

スクールの選択

一方、語学学習をスタートすることにし、
スクールを探すことになったとします。

この場合、
いろいろな情報を
知りたくなりませんか?

◆どういった授業が行われるか
◆講師はどのような人か
◆欠席の場合、振替はできるか
◆通っている人の評価はどうか
◆いくらくらいかかるか
◆支払方法はどうなっているか などなど

例えば、そのスクールを紹介するチラシに
それら情報がなければ、「不親切だ!」と
選択肢から外れてしまうのではありませんか?

ガムとスクールという
極端に違う例を挙げましたが、
要は、文字で伝える場合、
情報量は商品・サービスによる
ということ。

簡潔明瞭を目指すのが基本ですが、
必要な内容は漏れなく網羅する
それが文字で伝える際の原則です。

あなたの広告媒体の反応がいま一つなら、
情報量が適当か、チェックされても
いいかもしれません。

PS

文字で伝える場合、
ビジュアルも重要。

文字情報をイメージできる
絵や写真は広告効果を高めます。

とはいいましても
絵や写真ならなんでもいい、
というわけではありません。

ビジュアルを意識するなら、
文字情報と整合するものかどうか、
十二分なチェックをお薦めします。

間違っても、場所(スペース)が空いたから
「適当に絵(写真)を入れておこう」
というのは、おやめください!

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