計画と行動、結果に強く影響するのはどちらか?

From:伴走(Together Run)金子誠志

経営者の責務の一つ、
それが結果を出すこと。

この考えについては
きっと賛同いただけるでしょう。

結果を得るには、
実現のための方法を考え(計画)、
それを実行(行動)に移して
いかなければなりません。

では、計画と行動の内、
強く結果に影響するのは
どちらか。

本日は、そんな点を
記したく思います。

計画vs.行動

計画(作り)とは、
思考すること。

さまざまな状況を加味し、
先々を見据える行為です。

一方の行動とは、
実際に動くこと。

結果に辿り着くための
行為といえます。

計画なく
やみくもに動くだけでは、
空回りとなる可能性を
否定できません。

他方、
行動が伴わなければ、
どれほど素晴らしい計画も
“絵に描いた餅”。

結果に繋がることは
ありません。

あなたは思考派?行動派?

ところであなたは、
計画と行動、どちらが
より大切と思われますか?

いろいろな見方がありますが、
私は両方とも大切だと
思っています(笑)。

「そんなの分かっているよ!」
とおっしゃらず、もう少し
お付き合いください。

人は大きく
思考派と行動派に分かれるって、
ご存知ですか?

思考派とは、考える、
つまり計画を立てたり、
シミュレーションしたりするのが
得意な人。

「まずは考える」を
信念とする人、
といえます。

一方の行動派とは、
まずは行動してみるタイプ。

未知のことに躊躇なく
チャレンジできる人。

「まずは動く」を
信念とする人です。

計画と行動の関係

ポイントはここから。

思考派の人は、
まずはきちんと
計画を立てようとします。

最短最速、かつ
最も効果的な方法を検討し、
その後、実行に移そうとするわけです。

言い変えると、
一定の計画(道筋)ができあがるまで、
行動に慎重になりがち。

でも、
行動しなければ
結果は出ません。

もちろん、
計画に甘さがあれば
失敗することだって
あるでしょう。

ただ、
仮にダメだったとしても
その結果を踏まえ、次の一歩を
素早く踏み出せる。

100%の計画なんて、
あり得ないですから、
そういう意味では、行動こそ、
正解に早く近づく唯一の答え
といえましょう。

あなたは大丈夫?

だから、「とにかく行動」か?
いえ、そう単純ではありません。

一方の行動派。
この方達は、まずは
実際に動こうとします。

それは一面で正しいですが、
といっても、ある程度の事前検討
(計画)は欠かせません。

あまり考える(計画する)
ことなく行動すれば、
それが大きな損失を招いたり、
時に取り返しのつかない
事態に陥る危険性も。

ですから、
一定程度は分析し計画を立て、
その上で行動に移す必要があります。

それは車の両輪

なにをいいたいか?
こういうことです。

人は
思考派と行動派に分かれる、
と申し上げました。

思考派の人は、
行動しない原因を
計画が十分に練れていないから
と主張する傾向
があります。

他方、行動派の人は、
きちんと計画しない理由として、
行動の重要性を取り上げます

でも、
思考と行動は
車の両輪。

そのバランスこそ、
なにより重要。

性格を加味しよう!

ですから、
思考派の人は、
とにかく行動することを
意識
する。

行動派の人は、
走り出す前に、
少しだけ立ち止まり、
考える
ことを心がける。

こうすることで、
自分の特性を活かしつつ、
成果に近づきやすくなります。

もし今のあなたが、
現状の結果に不満を感じているなら、
それはもしかして、思考か行動の一方に
偏っているからかもしれません。

そうだとすれば、一度、
反対側を意識していただくのが
ブレイクのきっかけになるかと。

そうすることで
行動パターンに変化が生まれ、
成果を引き寄せ易くなる。

そう思うのですが、
いかがでしょう?

PS

自分が
思考派か行動派か
わからないという場合、
どうすればいいか。

判断基準の一つとして、
新しいことをする時、
最初の一歩をどうするか
が挙げられます。

まずはネットなどを使い
自分で調べる、というタイプの人は
思考派の可能性大。

一方、とりあえず誰かに
(メールや電話、あるいは直接会って)
聞く、という場合、
行動派の可能性が高いです。

ということで、
あなたの次なるアクションの
ご参考としてください。

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