プロとアマの違いを仕事で訴求していますか

From:伴走(Together Run)金子誠志

あなたはご自身のビジネスにおける
“プロフェッショナル”ですよね。

一方、職業としてではないけれど、
あなたのビジネスに精通されている
素人さんだっていらっしゃるでしょう。

アマチュアとか愛好家、
といわれる人達です。

では、プロとアマチュアは
なにがどう違うのでしょう?

職業として取り組んでいるか、
つまり対価を得ているか、
という定義のことではありません。

実質的になにが違うか、
という本筋の話です。

その道40年のプロフェッショナル

その内容に行く前に
知人の話をさせてください。

私の知り合いに、某有名大手ホテルで
料理長を務める方がいらっしゃいます。

この方、その道40年近くの超ベテラン。
ホテル・旅館などの宿泊施設だけでなく、
料亭や小料理屋などでも修行されたそう。

分野もお得意は日本料理だそうですが、
フレンチや中華なども学ばれたとのこと。

その料理長と飲んでいた際、
こんな質問をしたことがあります。

 最近はネット上などに素人さんが
 料理をたくさんアップしています。

 見た目にもかなりこだわったものが
 増えてきているように思いますが、
 プロと素人の違いってなんですかね?

すると、その料理長は少し考え、
こんな風に答えてくれました。

料理界におけるプロ・アマの差

 金子さん、そうですね、
 3つくらいあるかな。

 一つは、プロの料理人は
 決して食材を無駄にしないこと。

 肉でも魚でも野菜でも、
 捨てる部位があるとしたら
 それは料理人の恥だと思っています。

 二つ目は、見た目の工夫ですかね。
 料理そのものを美味しく見せる
 というのは当然のことですが、
 器にもこだわります。

 季節だけでなく、器には
 流行り廃りがあるんですよ。

 だから、器については、
 常に情報収集していますし、
 他社のチェックなんかもしますね。

プロの証とは・・・

 そして三つ目ですが、
 これがプロといえるかどうか、
 一番のポイントだと思っています。

 それが常に同じ味を再現するということ。
 常にというのは、一年中という意味です。

 例えば同じ野菜でも
 季節によって味が違います。
 水分量だって異なってきます。

 すると、煮込んだり焼いたりする時間とか、
 味付けとか細かい調整が必要になるんです。

 そんなところまでお客さんは
 気づかないかもしれません。

 でも、プロである私達は、
 いつどんな時も同じ味を再現する。
 それがプロの証だと思っています!

そんな風に語ってくれたのです。

違いをアピールしよう!

さて、この話を聞かれて、
あなたはどう思われます?

あなたのビジネスにおいても
プロとアマチュアの違いって
間違いなくあるでしょう。

では、その違いをお客さんに
アピールされていますか?

この料理長のように再現性かもしれません。
圧倒的なスピード感かもしれませんし、
柔軟な対応力かもしれません。

いずれにしましても、
それを訴求していくことで
あなたの価値が伝わるはずですし、
そこに魅力を感じる人が
間違いなく現れます。

あなたのプロとしての仕事力、
もっと発信してくださいね!

PS

ご紹介しました料理長、
今はすっかり偉くなってしまわれ、
調理場に立つ機会が減っているのが
悩みの種だそうです・・・。

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