From:伴走(Together Run)金子誠志
集客とかマーケティングにおいて、
とても重要な手法の一つに、テスト
マーケティングというものがあります。
以前、「手っ取り早いマーケットリサーチの
方法」という話をさせていただきました。
また前回は、「リサーチ裏技『売れるかどうかの
ニーズ調査法』」という話をお伝えしています。
その内容を超簡略で記せば、新商品や新サービス
を売り出すなら、売り物自体に磨きをかけるのを
後回しにし、とにかく売ってみようということ。
マーケティングに100%はない
集客とかマーケティングって、行き着く
ところ、人の心理を相手にする世界な訳です。
そこは、心理学として世界中で探求され、
さまざまな事実が分かってきていますが、そうは
いっても、未だ解明されていない部分が多い。
ですから、集客とかマーケティングの
世界では、「これをすれば完璧、100%」と
いう答えに辿り着くのは“まれ” なこと。
そこで必要となるのが、“テスト”な訳です。
これをマーケティングの世界では『テスト
マーケティング』と呼んでいます。
一般に中小の企業や店舗って、大企業に
比べ、ヒト・モノ・カネなどの面で
さまざまな制約を受けますよね?
だからこそ、投入する資源を最少化するなど、
リスクをミニマムにする必要がある。
特に新商品とか新サービスって、
売れるかどうか定かではありませんよね?
そこでテストマーケティングの登場な訳です。
とにかくテストしよう!
大事なのは、ここから。
テストマーケティングという発想は、
新規の販売時だけに限りません。
集客とかマーケティングにおいては、
1にテスト、2にテスト、3・4にテスト、
5にテスト、と考える必要があるんです(笑)。
例えば、既存のチラシやDM、あるいは
ネット広告を見直すことになったとしましょう。
その場合、普通は「ここを改善した方が
いいかな?」と“当たり”をつけますよね?
そしたら、その箇所だけを変更し、
実際にお客さんの反応を確認してみる。
反応が良くなっていたら、修正後のものを採用、
以前より反応が落ちてしまった場合は不採用
とし、違う場所を変更して、再テストする。
ちなみにこれ、マーケティングの世界
では “ABテスト” と呼ばれる取り組み。
AとBのどちらが効果があるか、
テストする、という意味ですね。
テストこそ“マーケの王道”
おっと、話が逸れました。
元に戻しましょう。
繰り返しますが、マーケティングの
根底にあるのは“人の心理”。
ですから、なにかを行おうと
思った際は、とにかくテスト。
それを繰り返し、成果を高めていくのが
マーケティングにおける王道と
考えていただきたいです。
PS
ABテストでやってしまいがちなミスが、
一度に複数をテストしてしまうこと。
例えば一度に3ヶ所を変更し、テストを
行ってしまうと、どの箇所が効果を
上げたか、評価できませんよね?
ですから、3ヶ所変更したかったとしても、
1つずつ変更し、テストを重ねてください!
PS2
関連する以下記事も併せご覧ください。
テストマーケティングの意味&意義