
From:伴走(Together Run)金子誠志
「(ビフィズス菌入りヨーグルトなどが)
自分の腸に合うかどうかは、2週間程度
継続して食べてみるとわかる。
なんらかの効果が感じられなければ、
他のものを試して欲しい」
こう話すのは、消化器専門医の
松井輝明医師(出展:日経新聞)。
ビフィズス菌って身体にいい!?
厚労省の2020年の統計では、
がんの部位別死亡者数で
男性の3位、女性の1位、
それが大腸がんです。
結果、最近よく耳にするようになった
一つに『腸活』が挙げられます。
私は医療の専門家ではありませんから
詳しいロジックは語れませんが、
腸内の善玉菌・悪玉菌などの内、
善玉菌を増やそうということでしょう。
で、そのための方法としまして、
ビフィズス菌入りヨーグルトが有効、
というのが、これまたよく聞く話。
少し説明が長くなりましたが、
そういったトレンド対し、松井医師が
「試して」といっているわけです。
正解を得る唯一の方法
要は、一般的にはそういう傾向があるけど、
人によって合う・合わないがあるから、
盲目的になるな、という助言でしょう。
具体的には2週間という期間を挙げ、
自分に合うか適否を判断しなさい、
とおっしゃっています。
同じような病状が現れた時、
同じような薬を処方されても
その効果は人によって違ってくる。
最終的には、試してみなければ
正解はわからないということでしょう。
東長崎駅前内科クリニックの吉良文孝院長も
こうおっしゃっています(出展:同上)。
「ただ良いとされるものを実践するだけでなく、
その結果、自分の身体がどう反応したかを
確認しながら取り入れていくことが重要」
マーケティング施策だって一緒!
既にお気づきかもしれませんが、
これってマーケティングと一緒です。
同じようなビジネスを取り組んでいる場合も、
ある会社では施策がジャストフィットし、
別の会社ではほとんど成果に繋がらない、
ということが現実に起こります。
同じように見える会社であっても、
組織文化とか中で働く人の価値観、
さらには関わっているお客さんなど、
細かい部分が間違いなく違うから。
そうなりますと、上手くいくかどうか、
最終的にはやってみるしかありません。
テストマーケティングとは、
試しに販売してみること。
それが意味することです。
一方、テストを通じ、売れるかどうかだけでなく
それが自社に合っているか、課題はなにか、
そういった点も明らかになってきます。
それがテストマーケティングの意義。
必要とされるゆえんでしょう。
テスト・テスト・テスト・・・
実際のテスト期間は、
扱う商品で違ってきますから、
松井医師のように2週間程度と
断言することはできません。
ですが、売れ行きがどうかだけでなく、
自社に合うかどうかなど、その結果を
多面的に分析してこそ意義があります。
さて、あなたの会社・店舗では
積極的なテストを仕掛けていますか。
そして分析していますか。
他社で成功していたとしても、
自社に適しているかどうかは
やってみなければわかりません。
そこから考えれば
試行錯誤を重ねていくしか
道はないのでしょうね!
PS
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