販売は見せ方のうまい・へたで決まる!

From:伴走(Together Run)金子誠志

商品やサービスを
お客さんにどう見せるか。

その大切さは
あなたもご存知でしょう。

今日は具体例を挙げつつ、
ビジネスにどう影響するか
ご覧いただきたく思います。

Kさんを驚かせたチラシ

とある女性経営者さんから
伺った話がベースです。

ということで
早速本題に入りましょう。

その経営者さん、
仮にKさんとします。

Kさん、最近断捨離にはまり、
その一環で宝飾品を整理したそう。

好みとか、年齢に合うかを加味し、
残すものを絞りこんでいった
とおっしゃっていました。

で、その処分先として、
売れそうなものだけ、
買取店に持ちこむことに。

そんなタイミングに
街中を歩いていると
チラシを渡された
そうです。

そこに記された文字に
Kさん「びっくりした」
とおっしゃっていました。

『今なら買取10%上乗せ』

内心、「ラッキー」と思った
ともおっしゃっていました。

繁盛点の買取価格

そこで翌日、そのお店に
出向かれたそうです。

査定の結果、お店の方から
こんなコメントが。

 一部価格が付かないものもありました。
 買取させていただけるのはこちらです。

 通常ですと、124.000円になります。
 今回10%アップクーポンを
 お持ちいただいておりますので
 今でしたら136,400円で引き取ります。

 いかがいたします?

悩んだKさん、即決せず、
一旦店を出ることに。

その際、お店の方からは
連絡先の記入を求められた、
とおっしゃっていました。

疲れた中年店員の驚きの一言

その後、Kさんが向かったのが
以前に友人から聞いた別の買取店。

雑居ビル2Fにあるそのお店は、
入りにくい雰囲気だったそうですが、
友人の薦めだからと訪ねたそう。

担当してくれたのは、
ちょっと疲れた感のある
中年男性だといっていました。

「期待できないな」と思いつつ、
品を見せ、少しの間、待っていると・・・。
店員さんがこう告げたそうです。

 お待たせしました。
 総額ですと、172,000円になります。
 内訳は・・・。

もちろん、Kさんは即決。
「ちょっとしたボーナスですよ」
とおっしゃっていました。

見せ方一つで35,600円の差

最初のお店は
10%上乗せでも136,400円。

一方、後のお店は
通常買取額が172,000円。

その差35,600円、
26%も違い
があります。
驚きませんか。

Kさん、こんなことも
おっしゃっていました。

 最初のお店は、お客さんが
 ひっきりなしだったんですよ。
 知らないって、怖いですね。

だから、損しないように気をつけましょう、
という話をしたいわけではありません。

販売の(今回は買取ですが)うまい・へたが
もろに結果に出ていると思いませんか。

単純に考えれば、
最初のお店は後のお店に比べ
仕入れ値が3/4で済んでいる

それだけでなく、
お客さんはひっきりなし。

10%上乗せと聞けば、
お客さんの満足度だって
高まる
でしょう。

一方、後のお店は、
真逆の状態になっています。

ビジネスという点で考えれば
どちらが正解か、明らかですよね。

このように販売は
見せ方のうまい・へたで決まってしまう、
それが厳しい現実です!

PS

念のために記しますが、
ずるくビジネスしましょう
といっているわけではありません。

見せ方が及ぼす影響を
知っていただきたく、
ご紹介したしだいです。

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