悲観的vs.楽観的・プラス思考になるための方法

From:伴走(Together Run)金子誠志

人の思考は往々にしてマイナスに偏りがち。
思考におけるそういった傾向自体は、
やむを得ないといえるでしょう。

なぜって、太古の昔、
人の周囲は危険だらけ。

猛獣など、いつ他の生き物に
襲われるかわかりません。

「大丈夫だろう」と楽観的に考えていては、
餌食となってしまい生存できなかったから。

ですから、マイナス思考になるのは、
人としてのごく自然な姿といえます。

マイナス思考のデメリット

とはいえ、マイナス思考を
続けていますと・・・。

◆気持ちが沈みがちになる
◆モチベーションが高まらない
◆周囲の雰囲気が暗くなる
 などなど

そんな状態になってしまい、
毎日が辛くなりがちです。

そもそも「マイナス思考の私は幸せ」
なんていう考えの人はまれでしょう。

誰かとおしゃべりするにしても、
悲観的な話ばかりが続くより
楽観的な話題の方が楽しいかと。

意識だけではプラス思考不可

では、どうすれば
プラス思考になれるか。

最初に押さえていただきたいのが、
意識的にプラス思考しようとしても
それはほぼ不可能ということです。

なぜなら、プラス思考とマイナス思考、
その根底に人の感情が影響
しているから。

基本的に人は、感情をコントロールできません。
もちろん、個々の場面に応じ、喜怒哀楽を
調整するといったことはあるでしょう。

でも、それは例えば80のレベルを
なんとか70に抑えるといった程度。
決して『0』にはできないわけです。

そんな特性を持つ私達が
考え方をコントロールし、
プラス思考を実践するには
どうしたらいいか。

カギは表裏一体にあり

よく、こんな風にいわれます。
『心と身体な表裏一体』だと。

ここに、感情をコントロールし、
プラス思考を実践するための
大きなヒントが隠されています。

感情、つまり心はコントルールできませんが、
私達は身体を自由自在に操ることができる。

ですから、身体を使うことで
プラス思考を手にする
のです。

この場合の身体とは、
大きくは次の3つ。

  言 葉
  動 作
  表 情

これらはあなたの意志で動かせます。
誰でもこの3つを駆使することで
プラス思考を実現できるのです。

プラス思考がスタンダードに

具体的には次のような感じですね。

◆プラスの表現(言葉)を心がける
◆意識的に身体を動かし大きめに動作する
◆笑顔(表情)を絶やさないようにする

とても悲しい出来事があったとしても、
無理に笑顔を作り、顔を上げて大股で歩き、
大きな声で「私はとっても元気」といえば
心(感情)は着実に元気になっていきます。

これは、心と身体が表裏一体である証。

感情をプラスに振ることができれば、
思考も自然と、プラスに傾いていく。

ということで、
プラス思考になりたいなら
言葉/動作/表情を意識してください。

これを繰り返していきますと、
脳そのものがプラス思考に慣れ、
それが“スタンダード”になります。

PS

言葉にする際に注意すべきは、
肯定表現を使う、ということ。

なぜなら脳は
言葉の語尾まで
認識できないから。

ですから、「○○しない」ではなく
「△△する」という風にすべきです。

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