広告などの言葉選び、間違っていませんか?

From:伴走(Together Run)金子誠志

なにかを購入して欲しいと思ったら、
まずはその魅力を伝えなければなりません。
いわゆるメッセージ発信です。

そのための情報伝達手段はさまざま。
チラシ等の広告、HPやブログでの紹介、場合に
よっては口頭説明ということもあるでしょう。

言葉選びにしくじると・・・

ところでそれらメッセージの際、
言葉選びで間違いを犯していませんか?

言葉選びにしくじってしまうと、
お客さんは振り向いてくれません。

場合によっては、「あそこはわかりにくくて
ダメだ」といったような悪評につながる
可能性だって否定できません。

つまり、メッセージ作成のために投じた時間
(場合によってはお金)がムダになって
しまうかもしれない、ということです。

私は仕事がら、多くのメッセージを拝見します。
そんな中で思うのが「やらかしている人が
本当に多い!」ということ。

今日は、そうならないためにどうすべきか、
そんな内容をお伝えしたく思います。

あなたはいくつご存知ですか?

説明に行く前に、まずは
ある調査結果(ランキング)をご覧ください。

 20位 MVNO
 19位 ウエアラブル
 16位 クッキー
 16位 ビッグデータ
 16位 サムネイル
 15位 IoT
 14位 ローミング
 13位 スマートホーム
 12位 ページビュー
 11位 AR
 10位 オープンソース
  9位 eスポーツ
  8位 ホワイトハッカー
  7位 ディープラーニング
  6位 ライフハック
  5位 ペアレンタルコントロール
  4位 データサイエンティスト
  3位 キュレーション
  2位 フィンテック
  1位 シンギュラリティ―

これ、どういった調査の結果だと思います?
対象は全国の20~60代の男女。
調査主体は日本経済新聞社です。

ちなみに、(2018年)4/14付け
『NIKKEIプラス1』に紹介されていましたので、
もしかしたらご覧になっているかもしれません。

どういったランキングかといいますと、
最近よく聞くけど、意味までは知らない、
という意味不明用語の順位。

上位に行くほど、“よくわからない度”
が高くなる、ということになります。
あなたは全てを説明できそうですか?

聞いたことのない言葉があるかもしれませんし、
知っていたとしても、中身を説明できるか、
不安なものがあるかもしれません。

伝わらないと反応してもらえない!

さて、このランキングが本日の
テーマ「広告などの言葉選び、間違って
いませんか?」とどう関係するか?

上述の通り、メッセージの際、
言葉選びでミスを犯す人が少なくありません。

結果、伝えたいことがお客さんに届かず、
反応が得られない
、つまり集客につながらない
という現実と向き合うことになります。

では、どうしたらいいか?
その話に行く前にあなたに質問。
あなたは“専門家”ですよね?

知識・経験の程度はわかりませんが、
そうはいってもお客さんからすれば、
扱う商品分野に関するエキスパートでしょう。

該当分野に関するさまざまな
深い見識をお持ちのことと思います。

それは日常会話にも表れているはず。
例えば、次のような言葉を使っていませんか?

◆あなたの業界なら普通に使う専門用語。
◆あなたの会社では日常的な用語、隠語。
◆特定のメンバーなら通じる略語。

私達は、それらを(当然ですが)普段の
仕事において、繰り返し繰り返し使います。

そのメッセージ、理解されていますか?

ランキングで挙げたような言葉を日常的に
使っている会社だってあるでしょう。

でも残念ながら、お客さんは
その意味を知らないかもしれません。

言葉には、習慣が強く影響。
結果、普段使う言葉がお客さんへのメッセージ
に入っていたとしても不思議ではありません

例えば、商品を紹介する際、その説明に
それら言葉が紛れこんでいませんか?

あなたがお客さんになにかを紹介する際、
無意識の内に、そういった言葉を
使ってしまっていませんか?

お客さんは、意味がわからなかったとしても
いちいち「それはどういう意味ですか?」
なんて聞いてくれません。

小中学生の理解できる言葉選びを

では、お客さんはどうするか?
そうです、ただ、そっと去って行くのです。

チラシでそういった言葉にでくわせば、
その瞬間に見るのを止めるでしょう。

HPやブログなら、即刻『×』を押し、
ページを閉じてしまうかもしれません。

せっかく興味を持ちかけたお客さんが
離れていってしまう
って、悲しい以外の
なにものでもありませんよね?

そういう事態に陥らないためには、
日頃から使う言葉が特殊かどうか
意識するしかありません。

目安としては、中学生が理解できる
内容・言葉か、という点が挙げられます。

普通の中学生がさっとわかるメッセージ
なら、どのような人にも伝わる可能性大。

もっといえば、小学生でもわかる
内容なら、メッセージとしては完璧です。

ですから、お客さんになにかを伝えようと
思ったら、中学生(可能なら小学生)がすぐに
理解できる内容・言葉を使う
必要があります。

さて、あなたが発する
メッセージはいかがでしょう?
一度点検されると良いかもしれません。

PS

「メッセージに専門用語を絶対使うな!」
ということではありません。

専門性を示すべく、
“敢えて使う”という方法もあります。

ポイントは、それを中学生でも理解できるかを
意識し、使うかどうかを判断する、ということ。

専門的な用語であることを意識していれば、
詳しい注釈を付けるといったような
対策を取ることが可能です。

新聞にもよく用語の説明が載っていますよね?
ですから大切なのは使い分けを意識すること。
この辺り、誤解なきようお願いします。

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