From:伴走(Together Run)金子誠志
企業規模に関わらず、
社長は企業の広告塔。
有名どころでいきますと、
故スティーブ・ジョブズ氏。
Apple社が新製品を発表する際、
氏が行っていたプレゼンを知る方は
決して少なくないでしょう。
今年(2023年)4月に会長に就任の
トヨタ自動車(創業家の)豊田章氏。
氏が社長を務めていた今春までは
TVコマーシャルに積極出演するなど、
トヨタの看板として活躍されました。
後任の社長となられました佐藤恒治氏も
さまざまな場面で露出を増やされている。
このように大企業でさえも
経営トップの露出の影響大。
社長は広告塔役から逃れられない
まして中小の企業・店舗なら、
社長が前面に出て行かない、
という選択肢はあり得ません。
「自分よりメンバーを引き立てたい」
「縁の下の力持ちに徹したい」
「人前は得意じゃない」
仮にそんな思いがあったとしましても、
情報発信力が売上を大きく左右する昨今、
社長は自ら広告塔役を担うしかありません。
◆メディア取材に対応する
◆商品サービスをプレゼンする
◆(長短に関わらず)スピーチする
などなど・・・
といっても、ただ露出機会を増やせば
それで全てOKになるかといえば、
それほど甘くないのが現実。
内容だけでなく伝え方も評価対象
社長は芸能人ではありませんから
仮にあなたが超美男美女であっても
どういった情報を発するかが
大事になってきます。
と同時に、以下の点も
評価対象になってくる。
◆話がわかりやすいか
◆好感を持たれる格好か
◆話し方・身振り手振りに
変な癖がないか
話のわかりやすさには、
中身が論理的かどうか、
という点も含まれます。
服装などの格好に関しては、
清潔感なども含まれますね。
ただ、わかりやすさ、格好に関しては、
改めて私が申し上げるまでもなく
気をつけているでしょう。
なくて七癖・・・
社長自身が気づきにくいのが
言葉遣いや身振り手振り
といった無意識の癖。
『なくて七癖、あって四十八癖』
多かれ少なかれ人には癖がある。
言葉遣いでいうなら
「でも」が口癖の人、
お近くにいませんか。
本人は「それで」
くらいのつもりですが、
「でも」は話の否定に使う言葉。
いわれた相手からしますと、
“プラス感情”を抱きにくい。
あるいは、意味なく手足を動かしたり、
さらには、笑顔が不自然であったり。
こういったことって、
本人は無意識ですから、
気づかず、結果直せない。
自分の癖をいかに見つけるか
では、どうやって気づくか。
そこでお薦めしたいのが
動画撮影、あるいは録音。
自分がしゃべっている姿を見れば、
第3者視点で評価することができ、
ここは直した方が良いと気づける。
気づけば次は意識することができ、
時間とともに直っていくでしょう。
今はスマホさえあれば、
映像も音声も収録可能。
ということで、
人前で話す際などに
言葉などに変な癖がないか、
一度チェックされてはいかがですか。
修正点があった場合、直されますと
広告塔役としてのあなたの価値が
さらに高まっていくはずです。
PS
収録した自分の声を聞くと、
びっくりされる方も
けっこういらっしゃいます。
ですが、周囲の方が聞いている
貴方の声は“それ”なんですよね!
録音録画されますと
いろいろ気づけますよ。