仕事におけるモチベーションアップの方法

From:伴走(Together Run)金子誠志

『モチベーション』、
動機づけと訳されます。

人がなんらかのアクションを起こす際、
きっかけになったり、その持続に
貢献してくれる要因のこと。

モチベーションを高く維持できれば、
横たわるハードルを越えやすいですし、
低ければくじけやすくなるでしょう。

気持ちが上向かないT社長

実は先日、ある交流会後の懇親会にて
15人ほどを束ねる企業のT社長に
こんな風に話を振られました。

 金子さん、ちょっと知恵を貸してください。
 実は最近、気持ちが今一つ上向きません。
 モチベーションが上がらないんですよ。

 業績は一時に比べだいぶ良くなりましたし、
 子供も希望していた学校に合格しまして
 我が家の懸念もひと段落しました。

 一方、先々を考えますと
 仕事の課題は尽きません。

 すべきこと、したいことまでは
 先日、整理し一覧にしてあります。

 ですけど、そこから先に進みません。
 時間がないというわけではないですが、
 なんか気分が乗らないんですよ。

 これって、どうしたらいいでしょう?

社長業に間接法は向きません

さて、T社長のそんな悩みに対し、
あなただったらなんと答えますか。

モチベーションアップに関しましては、
例えばネットを検索していただきますと
さまざまな方法が紹介されています。

朝一に運動を取り入れてみるとか、
仕事前に好きな音楽を聞いてみるとか、
あるいは、自分への褒美を用意するとか。

簡単な課題であれば
そういった間接法でも
良いかもしれません。

でも経営者が挙げるような
仕事上の悩みに向き合うなら
それら方法では難しいかと。

社長が使うべき2つの質問

では、問題を放置するしかないか。
もちろんそんなことはありません。

 しなければいけない仕事がある、
 でも今一つやる気が起きない。

そんな風に感じた時は
自分に以下2つの質問を
投げかけてください。

◆それをやったらどうなるか?
◆それをしなかったらどうなるか?

『しなければならないこと』を考える際、
多くの社長は、それをするとどうなるか、
というプラス中心に検討することが多い。

それはそれで正しいやり方ですが、
一方、『それをしないとどうなるか』、
というマイナス視点が抜けがちになる。

お尻に火をつけよう!

で、ここがポイントになるわけですが、
それをしなかったとしてもなんとかなる、
そんな風に心のどこかで思っている、
ということが少なくありません。

だからこそ、
お尻に火がつかず、
行動に繋がらないわけです。

ですから、モチベーションが上がらない時は、
ホワイトボードか、紙と筆記具を用意いただき
上記質問の答えを書き出して
みてください。

行動を押し止めている要因がはっきりするか、
あるいは、行動すべき理由が明らかになるかと。

ちなみに、「しなくてもなんとかなりそう」と
思えるような課題であれば、いっそのこと
すべきリストから外してしまいましょう。

そして、お尻に火がつきそうな
テーマにだけフォーカスする。

それがストレス軽減の意味からも
ベストのように思っています。

PS

上記質問に答える場合、
PC利用はお勧めしません。

五感をフル活用する意味から
手書きを強く推奨いたします。

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