ニーズがないって本当ですか?

From:伴走(Together Run)金子誠志

どんなビジネスも
いつかは衰退します。

ニーズが永遠に続く、
そんなビジネスなど
存在しません。

とはいっても、
今のビジネスに対する
ニーズが急に消え失せる、
なんていうこともありません。

ということで、
本日はIさんを例に
ニーズがないって本当ですか?
という点でお伝えしたく思います。

難関資格を立ち上げたIさん

Iさんは
IT系に精通される
60代前半の男性。

Iさんが30~40代前半の頃は
周囲にパソコン・サーバ関連の
知識を持つ人が少なく、
日々使い方を教えていたそう。

40代後半~50代前半にかけては
その知識・スキルが評価され
難関のIT系資格立ち上げに関わり、
その後は普及に資するべく、
講師として全国行脚していた、
とおっしゃっていました。

そろそろ潮時か

ですが、
Iさんが50代中頃になると、
IT系知識・ノウハウは
ネットに散在するように。

しかも、
ほとんどが
無料。

そんな中、コロナが発生し、
ここ数年、細々と行っていた
個人レッスン的な仕事も
なくなってしまったとのこと。

そういった背景があったため、
廃業すべきかどうか迷われ、
ご相談にお見えになりました。

ではあなたなら
Iさんにどのような
アドバイスをされますか?

ニーズはなくなっていない

ところで、私の周囲には、
パソコン・スマホといった
機器操作に苦戦する人が
たくさんいらっしゃいます。

ビジネスをする人にとっては
パソコンは必須アイテムですし、
スマホなしでは生活に支障が出る。

ですからそれらは
使わざるを得ません。

その使い勝手は
日々向上していますが、
そうはいっても
ひとたびトラブルに陥ると
どうしていいかわからない、
そんな状態に追いやられる人が
少なくないのが実態です。

ネットで調べたり、
周囲に聞いても
解決できない時は
そういった人達は
どうするか。

必要としている人を見つけよう!

そうです、
有料サービスを使い、
解決されるわけです。

私の知り合いの一人は、
毎月一定の金額を払い、
回数無制限の相談権を
確保されています。

IT関連の知識が乏しい人からすれば、
解決のために調べる時間がムダ
と考えるからでしょう。

ゴールが見えないトラブルって
ストレスの素でしかありませんから。

そういった点を考えますと、
Iさんの知識・スキルは
十分にキャッシュ化が可能

そんなことからIさんには
そういったお客さんに近づく
手段をいくつかご紹介しました。

78億通りのニーズ

さて、Iさんと同じように
感じていらっしゃる経営者は
少なくありません。

「自分の持つ知識とかスキルなど、
ネットから簡単に入手できる」と。

ですが、
簡単に手に入ることと
そのために行動するかどうかは
全くの別問題
といえます。

ですから、
仮に今のビジネスが
斜陽産業だったとしても、
直近の心配は不要かもしれません。

なにしろ、
地球上には
78億もの人がおり、
それだけのニーズが
あるわけですから!

PS

海外ではBONSAI(盆栽)がブームだそう。
輸出額を見ると、この20年で
10倍ほどに伸びているとか。

そういった事実を踏まえますと、
ビジネスの栄枯盛衰なんて
わからないものです。

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