HP・ブログのスマホ対応で気をつけたいこと

From:伴走(Together Run)金子誠志

今や多くの人のスタンダードツールに
なってしまったスマホ(スマートフォン)。

総務省の調査によりますと、
個人の保有率は、2019年時点で67.6%。
3人いれば、内2人が持っている状態です。

ちなみに、この数字はスマホ保有率ですから、
いわゆるガラケー保有者は含まれていません。

ガラケー含む、モバイル端末で見れば、
個人保有は84%になるそう(総務省調査)。
間違いなく“一人一台”の時代ですね。

スマホ経由の購入急増

さて、そんなスマホも絡む別の
調査結果が、最近発表されました。

それが、日本経済新聞社の行った
第9回ネットライフ1万人調査。

ネットライフという名の通り、
ネットと消費の関係を調べたものです。

そこで今回浮かび上がったのが、
スマホを経由した売上の急増。

パソコン含むネット経由全体の売上が
11.6%伸びたのに対し、スマホ経由は35.6%も
増えている
ことが明らかになっています。

結果、スマホ経由の売上は、
ネット全体の売上を100とした場合、
35.0%を占めるまでになったそう。

もちろん、この背景には、コロナ禍による
外出自粛という特殊要因も挙げられるでしょう。

ですが、そうはいっても、
ネット経由でモノを買うことに
抵抗が薄れてきている
のは間違いありません。

ネット購入に対する不安低下

今年行われた国交省調査において、今後も
ネットでの買い物を続けたいか聞いたところ、
続けたい人は、そうでない人の3倍近くに。

ネットは不安、といった心理が
薄れてきていることが読み取れます。

さて、そんな前提の下、今回お伝えしたいのが、
HP・ブログのスマホ対応で気をつけたいこと。

ところで、あなたの会社・お店は
HP(ホームページ)やブログ
(以下HP等)を使っていますか?

どの程度、力を入れているかは別に、
多くの会社・店舗がHP等を持つ時代。

問題はその運用にあります。
仮にあなたの会社・お店がHP等を使っている
とした場合、スマホに対応していますか?

今は全くスマホに対応していない、
というページはかなり減ってきました。

きっと、あなたのページも
スマホに対応していることでしょう。

そのサイト、ユーザーフレンドリー?

では、もう一つ突っこんで伺いますね。
それって、スマホユーザーを意識した
作りになっていますか?

HP等をスマホに対応させる
方法は、大きく2つあります。

一つが、PC向けに作った横長ページを
縦長のスマホ画面用に強制変換する方法。

自動変換ツールを使ったり、あるいは
レスポンシブデザインという手法を使い、
無理やり『横長→縦長』に組み替えます。

そしてもう一つが、スマホ専用に
HP等を作るというやり方。

つまり、スマホという
縦長画面で見やすいよう、それに適した
デザインのページを作る
、という手法です。

その場合、「PC用とスマホ用の2種類の
ページをデザインする」ことになります。

スマホユーザーを逃すな!

当然、制作コストは増えますし、
その運用だって工数増に。

ただ、上で触れましたように、
スマホ購入が急速に伸びてきており、
無視できない存在になってしまったわけです。

そしてその流れは、今後も変わらない、
いえ加速していく可能性が高い。

それなのに、PC用の横長画面を主軸に
置いたままって、無理がありませんか?

ですから、もしあなたがHPやブログを
メインのビジネスツールと考えているなら、
スマホ用サイトの制作、超重要課題
かと。

PS

PC用とスマホ用、その2つを
運用するのは楽ではありません。

そんなことから最近は、
スマホサイトだけ作る、という会社・店舗も
散見されるようになってきました。

あなたのHP等を訪れるお客さんの多くが
スマホユーザーなら、それもありでしょう。

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