From:伴走(Together Run)金子誠志
部下コミュニケーションに付き、
以前、お伝えしたことがありました。
部下自ら考え行動してもらうには、
どういったトークが効果を生むか、
そんな内容を記したものです
部下コミュニケーションの基本は
以前に記載の通り、問いかけること。
ジェンダーレスというけれど
それはその通りなのですが、
そうはいっても時に応用が必要。
その一つが、異性の部下との
コミュニケーションといえます。
男性上司vs.女性部下、
あるいは女性上司vs.男性部下
という場合ですね。
ジェンダーレス(性差排除)が
今の社会のトレンドですが、
だからこそ違いを知る必要がある。
ということで、以下、
ご参考としてください。
部下がストレスになっていませんか?
ところであなたは
こんな風に思ったこと、
ありませんか?
あなたが男性で
女性の部下がいた場合。
◆なんでもっと論理的に話せないんだろう?
◆もっと事実に焦点を当てて話して欲しいな!
一方、あなたが女性だった場合、
男性部下に対して・・・。
◆彼、なにを考えているかわからないわ!
◆どうしてわかってくれないんだろう?
こういった状況が続くと、
ストレスが強まりますよね?
あなた個人の責任ではない
では、なぜそのようなことが起きるか。
それは、脳の構造に由来しているようです。
あ、念のため記しますが、
以下は全ての異性の部下に
当てはまるわけではありません。
なぜって、コミュニケーションは
それぞれの経験値やスキルといった
個人差が大きく関わる問題だから。
ただ、上記のように感じることがあるなら、
以下を意識していただくとよろしいかを。
ということで、
脳の話に入っていきましょう。
脳の働きって性差がある!
ご存知の通り、脳は左右
(右脳と左脳)に分かれます。
その間を繋ぐのが脳梁。
それを比べると、
男性より女性の方が
太い傾向にあるとか。
さらに、
会話において使われる部位は
男性と女性で異なっているそう。
結果、例えば女性は一度に
複数の相手と会話することが可能。
一方、男性は複数の人との
同時トークを苦手としています。
どちらが優れているとか、
そういうことではなく、
脳の使い方に違いがある
というのが、ここでのポイント。
その結果、
男性と女性では
会話の仕方に
差が生まれやすくなります。
ところが、
人は性別に関係なく、
相手も自分と同じ、
と考えがち。
すると、
上述のようなストレスに
繋がってしまうわけですね。
違いを踏まえた対策を
では、
その問題を乗り越えるには
どうしたらいいか。
まずは男性上司が
女性部下と接する場合。
仮に女性の部下の話の展開が
ロジカルでなかったとしても
それを責めてはいけません。
女性の頭の中では、
十分ロジカルな構造に
なっているから。
そこで質問する力を使い、
男性からは見えていない
情報を引き出すようにします。
※その方法については、こちらも参考に。
すると、
相手のいわんとすることが
掴めるようになっていくでしょう。
一方、女性上司が
男性部下と話す場合。
その際は、
女性同士なら普通のことである
以心伝心を
期待してはいけません。
「ここまで詳しく伝える必要があるかな」
と思えるくらい、細部も話すようにします。
そこまですると、
男性部下にも
あなたのいいたいことが
伝わり始める。
もちろん、
最初は苦労するかもしれません。
でも、
急がば回れではないですが、
後々を考えれば、
それが最短距離の可能性大。
ということで、異性の部下との
コミュニケーションギャップを感じるなら
今回の内容をご参考としてください。
PS
繰り返しますが、上記は一般論であり、
コミュニケーションの取り方については
個人差が大きく影響しています。
ですから、(異性の)
部下の反応を見つつ
対処くださいませ。