マーケティング施策成果が出ない2つの理由

From:伴走(Together Run)金子誠志

今日は、先般ご相談いただいたYさんを例に、
さまざまなマーケティング施策に取り組んだ際、
成果に繋がらないとしたら、理由は2つだけ、
という話をさせていただこうと思います。

努力を重ねるも成果の出ないYさん

Yさんは、脱サラし、
2年前に会社を創業。

会社員時代に培ったスキルを活かし、
企業向けにあるサービスを展開中。

この間、売上アップに向け
試行錯誤を重ねられたそうですが、
未だ売上が不安定なのが
最大の悩みだそう。

具体的な取り組みをうかがうと、
ネット広告を使ったり、
業界紙に広告を出されたり。
FAX-DMに加え(郵送の)DM、
さらにはSNSも試された
とのこと。

Yさん、勉強熱心な方でして
セミナーや勉強会に参加したり、
マーケティング関連の本も読まれる様子。

時には外部のプロの力も借り
尽力されてきたそうですが、
ほぼ売上に繋がらなかったと。

取り組みが成果に繋がらない2つの理由

この2年間の売上は、
かつてのつてや紹介だけ、
そんな風におっしゃっていました。

そんなさ中、とある交流会にて
私と名刺を交わしこの日の対面に。

さまざまな施策に取り組んでも
それが成果に繋がらないとすれば、
その理由は大きく2つしかありません。

1)方法が間違っている
2)取り組みが不足している

1)の「方法が間違っている」は
細かくは2パターンに分けられます。

1-1)選択した方法があなたのビジネスに不適
1-2)(方法は適切だけど)取り組む順番が不適

多くの人がやりがちなミスが
「1-2)取り組む順番が不適」。

例えばステップが3つあった場合、
ステップ1を飛ばしてしまったり、
あるいはステップ2を先にしたり。

自己解釈の罠

ノウハウにおけるステップには、
通常、その順番にも意味がある。

ですが、それを自己解釈し、
オリジナルにしてしまう。

すると、結果に繋がりません。

一方、2)の「取り組みが不足している」とは、
手順に沿い、とりあえず数回やってみたけど、
自分が思うような成果を得ることができず、
「これは自社に合わないな」と止めるケース。

成果に繋がりやすいといわれるノウハウも
単にそれをそのままマネするだけでは
結果を得られないことも多いです。

なぜなら、そのノウハウを自社に合わせる
というカスタマイズが一定程度必要
だから。

マーケティング施策が
成果に繋がらないとしたら
その原因は上記いずれか、
あるいはその複合のみ。

それ以外はあり得ません!

アイデアマン故に・・・

ここで話をYさんに戻しましょう。

Yさんに詳しくお聞きしわかったのが、
2)の取り組み不足が見られたこと。

Yさん、アイデアマンの側面もあり、
新しい方法などを思いつくと、
とりあえず行動するそう。

ところが本人もおっしゃっていましたが
「継続が苦手でして」という言葉の通り、
数回チャレンジしすぐに止めてしまう。

そしてまた新しいことに挑戦。
そんなサイクルの繰り返し。

つまり、自社用にカスタマイズする、
というプロセスが不十分だったわけです。

したがい、その後、Yさんと
過去の取り組みを振り返り、
その見直しを行ったのは
いうまでもありません。

原因明確化が第1歩!

さて、あなたの取り組みは
着実に成果に繋がっていますか。

もしそうでないとするなら、
まずは上記のいずれなのか、
その原因を探ってください。

原因さえはっきりすれば、
後は対策するだけですから。

PS

原因って、自分ではなかなか気づけません。
なぜって、全ての人が自分の取り組みを
“正しい”と信じ、行動しているから。

そういった点を踏まえますと、
時に外部の人の目を使う、
というのもお勧めです。

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