
From:伴走(Together Run)金子誠志
ここ数年のビジネスの場で
メジャーになった言葉の一つに
コーチングが挙げられます。
「定期的に相談するコーチがいます」
「仕事でコーチングを使っています」
「セルフコーチングを行っています」
そんな発言をされる社長が増えました。
コーチング、あなたは使っていますか。
コーチングってなんだ?
今日は、コーチングスキルを使い
ビジネスを加速するという話を
させていただこうと思います。
もしかすると「コーチングって、
言葉は聞いたことあるけど、
中身はよくわからない」
という状態かもしれません。
コーチングとはコミュニケーション手段の一種。
簡単にいえば、コーチ役が指導するという方法。
指導される側(クライアントと呼ばれます)が
目標達成に向け、コーチのサポートを受け、
その実現を目指していく、という取り組みです。
では、従来からある指導法となにが異なるか。
それは、コーチングが
答えは本人の中にある
という前提に立つこと。
そのため、コーチはクライアントに対し、
何度となく質問を投げかけますが、
答えを導き出すのはクライアント本人。
決してアドバイスはしません。
上司がノウハウを授けた方が早い!?
上司や先輩などが答えを教えた方が
早くゴールに辿り着けるでしょ、
そんな風に思われましたか。
コーチがそれをしないのはいったいなぜか。
それはクライアントが自ら答えに辿り着く方が
行動に繋がる可能性が明らかに高まるから。
人は他人から与えられた答えだと
十分に納得できていなかったり、
自信を持てなかったりなどし、
壁に当たると歩みを止めがちです。
ところが、自分で導き出した答えの場合、
自分の意志が最大限に反映しているため、
さまざまなハードルに直面した際なども、
自ら工夫し乗り越えていけることが多い。
そんな価値あるコーチングですが、
職場で実践しても失敗する人続出。
聞く力vs.質問する力
その最大の理由が、
『聞く力』の不足。
コーチングの基本は聞くこと。
それは上述しました通り、
答えがクライアントの中に
眠っているという前提だから。
ですから、コーチは答えを引き出すため、
相手の話に耳を傾けなければなりません。
とはいっても、眠っている答えを
引き出す必要がありますから、
ただ聞いているだけでは意味なし。
そこで登場するのが『質問する力』。
時にクライアント自身が言葉にできていない
クライアントの思いを各種質問を通じ、
一緒に言語化していくわけです。
社長や上司がコーチングスキルを身に着ければ、
部下やメンバーは自ら勝手に育つようになる。
そうなれば、あなた自身もメリット大かと。
したがい、もしあなたが部下のさらなる
スキルアップを望んでいらっしゃるなら、
コーチングスキルの習得、お勧めします。
PS
コーチングで最初に意識したいのが、
コーチ役のあなたがしゃべる時間。
コーチが2割に対し、クライアント8割、
そのくらい“聞く”に徹してみてください。
これをクリアしない限り、
成果は期待できません!



