経営者の休日の過ごし方

From:伴走(Together Run)金子誠志

中小企業の社長には実質、
休日はないかもしれません。

そんな状況にある方が多いからでしょう、
「とにかく仕事が忙し過ぎて・・・」
というご相談を多く頂戴します。

ということで、今日のテーマは
『経営者の休日の過ごし方』。

一日丸々休みとはいかなくとも
仕事を離れる時間確保、重要です。

では、そういった時、
どのように過ごすか。

10人に一人が休みを取れていない

その話に行く前に
休日に関するアンケートを
見ておきましょう。

各種調査などを行う民間企業が
20代~80代の男女1000人に
Webを使い行ったもの。

一月の休みはどの程度か。

◆7日以上 61%
◆1~6日  30%
◆休みなし 9%

10人に一人くらいは、「年中無休」
というハードワーカーがいらっしゃる。
もしかしてあなたもお仲間ですか。

大人の休日の過ごし方ベスト5

では、休日がある方は
休みに主になにをしているか。
上位5つのみ記します。

第5位 TV/動画/映画チェック(10%)
第4位 ゴロゴロする(11%)
第3位 眠りに充てる(12%)
第2位 ショッピング(13%)
第1位 家事(17%)

多くの方が平日にできないこと、
つまり家事に充てたり、寝たり、
という過ごし方をされています。

休日という時間枠はあっても
満足度は高くないかもしれません。

経営者が長期休暇を取るべき理由

さて、では多忙な経営者は
休日をどう過ごせばいいか。

前提としまして、経営者も
しっかり休むべきと思います。

予期せぬトラブルが起きてしまったり、
平日にこなしきれない仕事を行ったりと
会社が休業日であっても身体は仕事、
という現実があるかもしれません。

そういった方にお伝えしたいのが
『休みも仕事の一部』という発想

経営者は常に過酷な環境におかれる。
日々、決断すべきことの連続でしょう。

そういった際、
疲れが蓄積していては、
頭の回転が鈍りやすいですし、
発想もネガティブになりがちになる。

さらにいえば、経営者こそ、
長期の休暇を取るべきかと。

なぜなら、長く不在にすることで
会社の課題が浮き彫りに
なるから。

社長が不在でも会社が回る仕組みは
経営を安定させる上でも欠かせません。

社長が休みに行って欲しいこと

それはさておきき、経営者は
休みになにをしたら良いか。

社長の休日の目的は
心身リフレッシュ、
それと“視点の転換”。

視点の転換とは、
多忙な日常を離れ、
普段と異なった角度から
物事を見つめ直そうということ。

そのために私がお勧めしているのが以下5つ。

1)家族・友人と過ごすこと
2)運動すること
3)趣味を楽しむこと
4)読書タイムに充てること
5)一人旅をすること

1)~3)の説明は不要でしょう。
4)の読書はジャンルを問いません。

小説とか趣味に関するものとか、
普段手にしない本(歴史哲学等)とか、
もちろんマンガだってOKです。

気になっていたビジネス書を
一気に読みあげるのも一つかと。

“一人時間”も作りたい

そしてちょっと毛色が異なる5)の一人旅。
1)と真逆になりますがけっこう大事です。

これ、一人で旅することが目的ではなく
一人だけの時間を作ることがその意義。

いろいろなものを見たり聞いたり、
それらをヒントに考えごとをしたり、
日常と異なる視点を得られる可能性大。

リフレッシュになると思いますし、
仕事の延長では浮かばないアイデアが
ふっと湧いてくるかもしれません。

というわけで、あなたが
十分な休みを取れていないなら、
まずは無理に休みを確保して欲しいですし、
その時間を上記5つに充てられては
いかがでしょう?

PS

学生時代の体重と比べ、
10%以上増加しているなら、
優先は2)の運動でしょうか。

社長の健康維持は
経営の根幹にかかわる
重要事項ですから。

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