考える時間確保の方法

From:伴走(Together Run)金子誠志

数ある経営者の仕事の内、
会社の業績に強く影響するのが
“考えること”ではないでしょうか。

一方、中小の企業・店舗経営者の場合、
作業系の仕事に忙殺されてしまう、
という方も少なくありません。

あなたはいかがですか?

ということで本日は、
『考える時間確保法』を
取り上げたく思います。

忙し過ぎて時間が取れない経営者

◆次なる商品・サービスの案出し
◆新たな企画・施策の検討
◆経営計画の作成
◆人事・組織体制の見直し
◆資金繰り対策
 などなど・・・

経営者という立場にいますと、
考えなければならないことが
山のようにありませんか。

でも、その時間がなかなか確保できない、
そんな方が本当に多くいらっしゃいます。

簡単かつすぐできる対策、
それが自分時間のブロック。

考え事をするための時間を
予定に組んでいらっしゃる方って
それほど多くありません。

するとどうなるか。

“考える”は後回しにされがち

「この日(時間)に考えよう!」
内心そう思っていたとしても。

お客さんから連絡が入ったり
取引先との打ち合わせとか社内会議を
打診されると、ついそちら優先に。

という事態に陥りがちです。

ですから、考えるための時間を
予定に組みこんでしまい、
ブロック
するというしだい。

関連の余談ですが、
考える時間をブロックしていましても
同じ時間に他案件を打診されますと
そちら優先の経営者が多いです。

でも、これって、
自分との約束を破ることになり、
自己肯定感が下がっていく。

ですから、組んだ予定は
その通りの実施がおススメ。

会社で長時間“考える”は難しい

さて、その“考える”ですが、
30分・1時間で済むものもあれば
長い時間を要するものもあるでしょう。

例えば中期ビジョンを考えるとなりますと
課題を整理したり対策を練ったりと、
まとまった時間が必要でしょう。

でも、中小の会社・店舗の経営者の場合、
思考を中断せざるを得ないような横やりが
次々に入ることが少なくありません。

来客、電話、メール、部下の相談などなど。

ですから、日常業務をこなしつつ、
長く考える時間を取るのは厳しい
かと。

そこでおススメしたいが
『一人合宿』の実施です。

一般的に合宿は、複数の人が集うものですが、
一人合宿とは、一人こもり行う集中検討のこと。

半日とか一日、一泊二日の時間を取り、
終了時刻をあまり意識することなく、
考え抜くための時間確保術
です。

シティーホテルも選択肢

その際のポイントとしましては、
会社とは別の場所に陣取ること。

それと携帯電話の電源は
OFFにするかサイレントモード
(バイブのマナーモードではなく)
をおススメいたします。

集中するためには、場所も重要。
貸会議室などでもいいですが、
ワンランク上のホテルを使う、
というのはありですね。

それと、これが最大のポイントですが、
一人合宿を行う際は、考える内容を
事前にきちんと決めて
おきます。

合宿時の最低限のアウトプットも明確に

そうしませんと、
どうしようか悩んでいる内に
あっという間に時が過ぎさりますから。

◆検討すべきテーマ・課題はどういったものか
◆時間内に手にしたいゴールはどのようなものか
◆最低限のアウトプットをどの辺りに置くか

こういった点をある程度考えますと、
事前に必要な準備も見えてきます

用意すべき数値・資料とか
集めておくべき情報とか。

その上で当日に臨めば、
成果が得られるはず!

ということで、
時間ブロック&一人合宿、
考える時間確保にいかがでしょう?

PS

一人合宿、気分転換を兼ね
温泉選択、という手もあります。

その場合、部屋は洋室がおススメ。
なぜって、和室長時間着座は
結構しんどいですから。

関連記事