広告などのチェックポイント

From:伴走(Together Run)金子誠志

とある会合で名刺を交わしたSさんから
「相談したい」と連絡が入りました。

さて当日、若干の雑談の後、Sさんが
「見て欲しいものがあるんですが」と
2枚の紙をテーブルに広げられます。

A案とB案、どちらが優秀?

Sさんの説明では、
新商品のチラシだそう。

社内でいろいろ議論を尽くし、
最終的に2パターンに絞った
とおっしゃっていました。

ただ、どちらが良いか判断がつかず、
この日、相談におみえになったそう。

一方は、商品の良さを前面に出したもの、
他方はお客様(モニターを募ったとのこと)
の声がメインになっていました。

パッと見たところでは、
どちらも悪くありません。

こういった場合、
どんな観点でチェックすべきか、
今日はそのポイントを記したく思います。

最後はテストするしかない!

先に結論からお伝えしますと、
最終的には実際にテストするしか、
答えを導く方法はありません。

なぜそうなるか、
という話をさせてください。

今回Sさんに持参いただいたのは、
近隣にポスティングするチラシだそう。

そうであれば、エリア属性
(例えば山の手か下町かなど)
がわかれば、判断がつくのでは、
と思われるかもしれません。

でも、ことはそう単純には
行かない場合が多いです。

◆似たような商品が認知されているか
◆その商品の必要度はどの程度か
◆商品の価格帯はどの程度か
◆会社・お店はどの程度認知されているか
◆競合はどういった取り組みをしているか

他にもさまざまな要素が絡み合い、
お客さんの反応が決まるからです。

テスト前に確認すべきこと

もちろん、ある程度まででしたら
チラシ単体で評価することが可能。

ですが、そこでできるのは、
必要な情報が網羅されているか、
情報の配置(流れ)が正しいか、
表現は適切か(わかりやすいか)

といったような点に限定されます。

ちなみに、そこで躓いているチラシが
世の中にあふれている、という現実は
ここでは無視いたしましょう!

さて、Sさんのチラシですが、
その辺りはクリアされていました。

そうなりますと、残る手段は
実際のポスティングしかありません。

なぜなら、チラシなどの善し悪しは
最終的にはどれだけ売上に貢献したか。

それを決める唯一の尺度、
それがお客さんの行動
だから。

Sさんにはその辺りを説明し、
テストの留意点をお伝えした後、
お帰りいただくことになりました。

ということで
広告などのチェックポイント、
その最終判断に迷った際は、
実際にテストしてみるしかないですね!

PS

テストは大事ですが、
やみくもにテストしますと、
費用ばかりが発生してしまいます。

必要な情報が網羅されているか不安、
そもそもこういった内容でいいか、
ということでしたら、お問い合わせください。

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