売上の計画の立て方、そのコツ

From:伴走(Together Run)金子誠志

あなたは売上計画を
立てていらっしゃいますか?
もちろん『YES』でしょう。

ではその計画は、
どれくらい先まで
見据えたものでしょう?

今月のものですか。
3ヶ月後でしょうか。
半年後、あるいは一年後ですか。

売上は、ビジネスを継続する上で
さまざまな活動のベースとなるもの。

ですから、
年間で組まれる方が
多いです。

計画が絵に描いた餅だって!

一方、計画を立てていても
ほぼ絵に描いた餅になるとか、
実際は足元の数字を追うのが中心、
という方もいらっしゃいます。

では、どんな発想の下、
売上計画を立てれば
いいのでしょう?

説明に入る前に、
Bさんの話を
させてください。

Bさん、物販を営む経営者。
客単価2,000~3,000円という
比較的リーズナブルな商品を
メインに営業されています。

計画は立てていますが・・・

Bさんに話をうかがうと、
幾つかある中の悩みの一つが、
売上が安定しないこと。

損益計画を作る必要から
年間計画は立てられていましたが、
その通りに行ったためしがない、
とおっしゃっていました。

Bさんが翌月の販促などの
詳細な売上計画を考えるのは
毎月25日頃とのこと。

上手くいく取組みもあれば
大して効果のない策もあり、
月中に適宜見直している、
と説明してくれました。

そんなBさんに
取り組んでもらったのが
3ヶ月の詳細な計画を作ること。

「意味ありますか?」
とおっしゃりつつ
検討しれくれました。

1ヶ月後のBさん発言

計画の一月目を終え、
2人で反省会実施。

するとBさんから
こんな発言が
飛び出しました。

 以前に比べ
 先を意識するように
 なりました。

 お客さんとの雑談でも、
 来月はこんなことをします、
 と伝えられるようになりまして、
 リピートに繋がりそうです。

 後、以前はイベントに必要なものを
 直前に用意することが多かったので
 バタバタすることもありましたが
 早めに手配するようになりました。

売上新記録、達成

そんなことを繰り返し、
5ヶ月後の反省会のこと。

 金子さん、昨年に比べ
 売上が伸びています。

 先月は昨対(比)131%でした。
 これって、月間新記録ですよ。

それから2年が経った今、
Bさんは、年間計画をベースに
実績を見つつ細かく軌道修正、
という流れを定着させています。

本日お伝えしたかったテーマ、
それが『売上の計画の立て方、
そのコツ』。

ロングスパン化のススメ

それは一言で申し上げれば、
今よりロングサイクルの
計画を立てること。

今より長い時間軸で
売上を考える時間を作ろう

ということです。

現状、1月が基本なら3ヶ月、
3ヶ月計画を作っているなら半年、
6ヶ月の予定があるなら、
年間を考える、ということ。

多くの場合、それによって
売上がアップしやすくなり、
仕事の繁閑の波がなだらかになり、
先の見通しを立てやすくなります。

ですからもし売上が
計画通りにいかない
ということでしたら、
今より長い計画作り、
お試しください!

PS

今回は売上を例に説明しましたが、
この方法はさまざまな計画に
活きてくると思います。

先がわかっていれば
先手先手の対応が可能。

個人スケジュールでも
おススメしたい方法です。

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