販売するベストなアプローチタイミング

From:伴走(Together Run)金子誠志

お客さんのことを考え過ぎず、
お客さんにアプローチし続けよう。

ベストなアプローチタイミングは
お客さんしかわからない。

今日はそんな話を
させてください。

お客さんの課題とか悩みを考え
その解決策を提供するというのは、
めちゃめちゃ大切なことといえます。

ただ、考え過ぎた結果、
時にそれが“余計なお世話”に
なることだって起こり得る

そういった内容です。

お客さんを心配するNさん

本題に行く前に、
先日お話をうかがった
Nさんを取り上げましょう。

Nさん、個人客を相手に
1万円~5万円程度の
商品・サービスを販売。

主に女性がターゲットですが、
既存客の中にはコロナの影響から
打撃を受けている人も多いそう。

リピート回数が減ったり、
購入しなくなってしまった人もいる、
とおっしゃっていました。

Nさんは、
メールとLineを使い
既存客をフォローしています。

お客さんとやり取りしつつ、
追加の購入を促したり、
新商品を紹介したりされている。

心優しいNさん故の悩み

ところが、
上述のような状況から、
最近はお客さんに連絡することに
ためらいがあるとおっしゃっていました。

収入が減っているかもしれないお客さんに
「いかがですか?」「買いませんか?」
ということに抵抗
があると・・・。

心優しいNさん故の悩みと
いえなくもないでしょう。

もしかしてあなたも
同じように考え行動する
心優しいタイプかもしれません。

でも、仮にそうだとしても、
申し上げたいことがあります。
それは「大きなお世話です」と。

お客さんが商品を購入するのは
その商品が必要なタイミング。

想像してもらえますか!

ちょっと考えてみてください。
今、あなたの財布には
3万円しか入っていません。

一方、あなたには以前から
「こんな感じのバッグが欲しい」
という強い思いがありました。

たまたま
いつもと違う道を通ると、
あるお店のショーウィンドーに
イメージにぴったりのバッグが
並んでいます。

でも、そのカバンには
10万円の値札が付いている。

しかもこんな注意書きが。
「最後の一つです!」

買う?or買わない?

さて、あなたは
どうされます?

どうしても
手に入れたいと思うなら、
カード払いにするとか、
キャッシングするとか・・・。

なんらかの手段を講じ、
そのバッグを
手に入れませんか?

今、手元に
お金があるかどうか、
それだけでは
決めませんよね?

人は、本当に欲しい
と思えば、なんとしても
手に入れようとする。

あなたが心配することではない

なにをいいたいか。
お伝えしたいのは
こういうことです。

人は、自分が強く必要と感じたら、
手元に現金があるかどうかに関係なく
“購入”という一歩を踏み出す。

お金問題は購入する本人、
つまりお客さん自身が
悩み、決めること

売り手が勝手に
心配する必要などない、
ということです。

頭に浮かぶかがポイント

では、今度は
お客さんの立場で
考えてみましょう。

なにかを解決したい、
そう思った時、
あなたはどうされます?

今日のランチは
パスタがいいかな。

そう思ったとしたら
頭に浮かぶ選択肢(店)から
行先を決めませんか?

大切なことは、
お客さんが欲しいと思った時に
あなたの商品・サービスが
選択肢として頭に浮かぶか?

そうしなければ、
検討対象には
なりませんから。

記憶に留まる唯一の方法

検討対象となるためには、
お客さんの頭の中に、
常にあなたがいる必要がある。

そのための唯一の方法は
お客さんに連絡し続けること。

だからこそ
お客さんには、
商品を紹介し、
提案し続けて
いただきたいです。

お客さんが欲しいと思った時、
あなた(の商品・サービス)を
すぐに思い出してもらえるように。

販売するベストな
アプローチタイミング、
それはお客さんにしか
わからないものですから!

PS

Nさんと同じように悩み、
勧めることをやめてしまう方、
けっこういらっしゃいます。

でも、
そんな心配は
全く不要。

なぜって、
お客さんには
常に「買わない」
という選択肢が
残されていますから。

関連記事