お客さんに響く金額の提示の仕方

From:伴走(Together Run)金子誠志

ビジネスでは、当たり前ですが
必ずお客さんに金額を提示します。

なにげなく示されることの多い
価格(購入代金)ですが、
どう見せるかはとても重要。

なぜなら、提示の仕方一つで
金額に対するお客さんの
納得度が大きく変わるから。

今日はそんな内容を
記したく思います。

「労多くして・・・」になりかねない

金額の提示というと、
店頭表示とか、チラシなどを
思い浮かべるかもしれません。

確かにそれも含みますが、
以下にお伝えするのは、
もう少し広い話。

見積もりとか請求書とか、
そういったものも含む
さまざまな金額の見せ方
です。

これを知らずにいると、
あなたの仕事の価値が伝わらず
「労多くして功少なし」に
なりかねません。

お気をつけください。

一式○○円だって?

具体的に行きましょう。
一番良くないのが
「一式○○円」。

優良顧客への提示の際も
使われることの多い方法ですね。

なぜ、これがいけないか。
ちょっと考えてみていただけますか?

  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓

では、答えにいきましょう。
「一式○○円」だと
中身がよく分からない
から(笑)。

「一式○○円」の場合、
値引きされていることが
少なくありません。

ただ、どの部分を調整したか
あいまいにしたいがため、
“一式”とすることが多い。

一式では伝わらない!

で、そのどこがいけないか。

これだと、あなたがお客さんに
どれほどの価値を提供するか
ほとんど伝わらないから。

もしかしたら、
配送料とか設置料を
割引しているかもしれない。

本体とかオプションの金額を
値引きしているかもしれない。

通常は有料のサービスを
安くしたり無料にしたり
しているかもしれない。

でも、「一式○○円」だと
なにがサービスされたか、
どれだけお得か、わかりません。

利益に繋がりにくい

さらに
問題はそれだけに
留まらないのです。

「一式○○円」としてしまうと、
お客さんはその金額で提供される
一式がセットなのだと思います。

すると、次回も
同じ金額にせざるを得なくなる

あなたが仮に、
「今回だけ特別」
と思っていても
それが伝わりません。

結果、売上になったとしても
利益面の貢献が乏しくなる。

中身を詳しく書こう!

では、どうしたらいいか?

価格提示の際は
詳細を記すようにします。

その金額に含まれる内容を
詳しく書く、ということ。

本体やオプション、
含まれるサービス、
配送料や設置料などなど

個々の金額を書ければベストですが
難しいなら、合計だけで構いません。

今回だけ無料にするものがあるなら
通常価格を記すようにしてください。

 設置料 サービス(通常○○円)

そんな風に記しておく
ということ。

値引き理由も記そう!

それと、値引きするなら、
その理由とともに
その額を記しましょう。

あ、理由はなんでもいいいです。
例えば、「お得意様特別値引き」とか。

 小計        ○○円
 お得意様特別値引き ◇◇円
 合計        △△円

そんな見せ方をすることで、
お客さんにあなたの提供する
仕事の中身が伝わります。

暗に「本来は○○円だけど、
特別に××円にしますよ」
と恩を売るわけですね(笑)。

こうしておけば、
仮に今回無料にしているものも
次回に有料化しやすいはず。

ということで、
金額提示の際は、
ぜひ詳細を
提示してください。

PS

詳細を記す際は、
「できるだけ細かく」
がおススメ。

お客さんに見えない
裏の動きが伝わると
金額に対する納得感が
生まれやすいですから。

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