From:伴走(Together Run)金子誠志
今日は、先日ふとしたことで目にした
新聞折込チラシに絡め、記したく思います。
「めっちゃ、もったいない」
「でも、これってよくあることだな」
そんな風に、感じさせる内容だったから。
ですから、あなたも折込チラシだけでなく、
各種広告とか、あるいはHPやブログなどで
反応が今一つと思った際、参考としてください。
なぜそのチラシに目が留まったか
そのチラシは、私の家の近くにある
飲食店から届いたものでした。
コロナ禍、かつ緊急事態宣言の発令を受け、
苦戦される飲食店は少なくありません。
そのお店も、想像ではありますが、
きっとその中の一つだったのでしょう。
そこには、テイクアウト専用お得メニューを
新たにスタートさせたことが記されていました。
そのチラシは、手書きを多く取り入れており、
私の目に留まった一番の理由もそこにあります。
余談ですが、同じ内容でも手書きにするだけで
目に留まりやすくなるって、ご存知ですか?
なぜって、人は他と違うものに
強く反応する傾向があるから。
今は目にする大部分の媒体で
印字された文字が使われています。
すると、他と異なる手書き文字に、
ついつい反応してしまうのですね。
ところで、場所はどこなの?
話を戻しましょう。
そのチラシ、書かれていた内容は、
かなり興味をそそるものでした。
価格は『お試し価格』となっており、
内容を考えると、相当にリーズナブル。
写真が載っていたのですが、そこからは
料理の美味しさが伝わってきました。
私は過去にそのお店を利用したことがなく、
記されていた店舗名も聞いたことがない。
ですが「一度くらい利用してもいいかな」、
そう思える内容になっていたのです。
そのチラシの問題はここから。
「ところで、店はどこにあるんだろう?」
と思った私は、改めてチラシを確認しました。
ですが、店名や住所は記載されていても、
地図らしきものは見当たりません。
残念ながら、場所に関する情報は
住所以外、記載されていなかったのです。
もったいなさ過ぎ・・・
最終的に、私がそのお店を
訪ねることはありませんでした。
こういう“超もったいないチラシ”って
見かけることが少なくありません。
お店からすれば、「興味を持った人は
場所を調べて来てくれるはず」
と考えたかもしれません。
あるいは、「地図を載せる」という
発想がなかったのかもしれません。
もちろん、住所から場所を調べ来てくれる、
そんな奇特な人(笑)だって、
一定数、いるでしょう。
でも、多くの人は、そこまでしれくれません。
なぜって、皆さん、日々ご多忙ですから。
お客さんを迷わせてはいけない
同じような光景は、
ネットの世界でもよく見かけます。
ネットサーフィンの途中、商品とかその会社に
なんとなく興味を持ってくれた、としましょう。
そこでこんな疑問が頭をよぎったとします。
◆問い合わせはどこからするのかな?
◆申し込みはどうすればいいんだろう?
◆写真とか詳細情報は載ってないの?
で、こうなると、お客さんはどうするか。
さっさと諦め、去って行ってしまうのです。
残念ながら、多くのお客さんは、
わざわざ詳しく確認したりしません。
だからこそ大切なこと、それはお客さんを
迷わせてはいけない、ということ。
疑問を持ったお客さんを、答えにスムーズに
導いてあげることこそ、なにより大切なのです。
ということで、あなたが発信する情報に
お客さんの反応が薄いと感じたなら・・・。
お客さんを迷わせてしまっていないか
チェックしてみてはいかがでしょう?
PS
迷わないかどうかのチェックって、
自分(自社)だと難しいですよね?
そんな時は、第三者にチェックしてもらうと
意外な盲点に気づけたりすることが多いです。