集客にかけるコストの考え方

From:伴走(Together Run)金子誠志

ビジネスを継続していく上で一番工数がかかり、
かつ難易度が高いのが“集客”ではありませんか。

中でも新規客獲得は、
頭の痛い問題かもしれません。

新規のお客さんが、あなたからの働きかけがない
にも関わらず、勝手に商品を買いに来てくれる
可能性は、限りなく0に近いはず。

そこで必要となるのが新規客獲得活動ですが、
ここで多くの経営者が同じように発想します。
それが『そのためのコストをいかに抑えるか』。

当たり前ですが、集客コストが
低いに越したことはありません。

ですが、ここで一つ大事なポイントがあります。
今日は、そんな点をお伝えいたしましょう。

広告費が少ないほど優れた経営!?

ところで集客手段って、無料で使えるものと
お金が発生するもの
に分けられますよね?

無料とは、例えば、
HP(ホームページ)、ブログ、SNS。

メルマガを加えてもいいかもしれませんし、
チラシを手配りする、なんていうのも
無料といえるかもしれません。

それらは厳密には、通信費がかかったり、
印刷コストがかかったりしますが、
その額は大きくありませんので。

一方、お金がかかるといえば“広告”。

ネット広告に各種メディアへの出稿、
DM(ダイレクトメール)やチラシなど、
さまざまな種類のものが挙げられます。

企業がコスト削減の際、最初に手を付ける3K
(広告宣伝費/交際費/交通費)にも含まれる
広告はできればなくしたいものかもしれません。

検証の仕組みがあってこその広告

では、なぜ広告費は抑制すべき
やり玉に挙がるのでしょう?

これ、多くの経営者が、こう答えます。
正確な効果を読めないからね」と。

確かに大手企業などがTVや新聞、雑誌等を
使い行っているイメージ広告は、
その効果が見えにくいです。

どういった取り組みが売上に貢献したか、
その関係性がはっきりしませんから。

ですから、中小の企業や店舗は、
イメージ広告に手を出すべきではありません

一方、最近急激に増えているのが、
その効果を検証できる広告。

仕組みさえあれば、広告こそ最強

例えばすっかりメジャーになった
Facebook(FB)広告もその一つです。

どれだけの広告費がかかり、どれだけの
リターンを得たか、計測することが可能。

リターンとは、売上であったり、
お客さんからの問い合わせ件数であったり、
あるいは連絡先(メルアド等)入手であったり。

仮に広告費に10万円使うと、
そこから平均3万円の利益が上がることが
読めるとしたら、いかがです?

100万を投じれば30万の利益に。
200万なら60万、300万なら90万の利益です。

こんな状態なら、広告費を削るのではなく、
逆にもっと広告を使って利益を増やそう、
という気になる
のではありませんか?

多くの会社・店舗が広告費を絞り込もう
とするのは、実はその広告を打った後に
リターンに繋げる仕組みを作っていないから。

作っていたとしても、それを数値として
把握できるようになっていないから、
ということがほとんど。

無料の手段のデメリットを知ろう!

確かにSNSなど、無料の手段を使えば、
その瞬間はコストが生じません。

でも、そのための工数ってバカに
ならないですし、反応が得られるまでに
時間がかかることも少なくない。

でも、広告なら、ものによっては即日、
かかっても2~3日で効果をつかめます。

結果を踏まえ、改善のPDCAを回していけば
成果に辿り着くのが早いと思いませんか?

ですから、まずはリターンの仕組みを作り、
その上で広告を積極活用されるようにすると、
ビジネスがどんどん加速していくでしょう。

PS

起業当初など、資金面にゆとりのない時期は
致し方ありませんが、それでも少しの余力を
広告に回す努力は、お勧めしたいです。

そういった知識を得ておくと、例えば外部業者に
広告を依頼する際も、二人三脚で歩め、相手の
いいなりにならずに済みますから・・・。

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