集客におけるリストの価値、その実践例

From:伴走(Together Run)金子誠志

先日、過去の私のセミナーに参加してくれた方
(仮称:Kさん)から連絡を頂戴しました。

内容があなたの参考になるかもしれない、
と思いましたので、今日はそれを
シェアさせてください。

Kさんと初めてお会いしたのは
昨年の春頃だったと記憶しています。

不安定な売上が悩みだったKさん

セミナーの合間の立ち話では、
次のようなことを聞かせてくれました。

◇飲食店を経営していること
◇売上が安定せず、先々が不安なこと

◇セミナーパンフに載っていた“リピート客”
 という言葉が気になり、参加したこと

ちなみにそのセミナーは、「リピート客を
増やし、売上を安定させよう」という
テーマの下、実施したものでした。

私のセミナーでは、考え方や実践における
ポイントをお伝えし、それを自社に置き換える
“ワーク”も多く取り入れるようにしています。

当日、Kさんも真剣にワークに取り組まれ、
終了後のアンケートでも「早速、明日から
実践していきます」とコメントされていました。

その後、Kさんと直接お会いする
機会はなかったのですが、先日、
近況報告のメールを頂戴したのです

コロナ禍を救った“リピーター”

かいつまんでお伝えしますと、
以下のような内容でした。

 コロナによるダメージが想像以上。
 でも、なんとかやっている。
 セミナー後に始めたリスト化が奏功
 最初はフォローが面倒に感じた
 だけど、続けた結果、リピートが増加
 そんな中、コロナが発生。
 新規客はほとんどなく、リピーターが支え。
 お客さんに励まされつつ、持ち堪えている。

その後、何度かやり取りしたのですが、
Kさんが主に使っているツールは
LINE@(ラインアット)だそう。

念のために記しますと、LINE@とは、
LINEが提供する情報一斉配信サービスのこと。

LINE利用者が、友だち登録を済ませると、
その人達にメッセージを送れるという仕組み。
Line版メルマガって感じですね。

で、Kさん、友だち登録してくれた人に、
クーポンを送ったり、近況を報告したり

そんなことを繰り返しているそうです。

始めてみたはいいけれど・・・

といっても、最初は、半月に一度とか、
気が向いた時だけ、送っていたとのこと。

それでも少しずつ、「LINE、見たよ」
というお客さん増えていったそう。
反応があると、人ってやる気が増します。

送信回数が徐々に増え、今は、ほぼ毎日、
なんらかのメッセージを送っている

とおっしゃっていました。

結果、足繁く通ってくれるお客さんが増え、
お客さん同士も仲良くなっているとか。

お客さんからすると、
お店というコミュニティーに
顔を出す感じなのでしょう。

お客さんとWin-Winになろう!

いかがです?
Kさんの取り組み、
参考にしていただけそうですか?

中小の起業や店舗が目指すべきは、
たくさんのお客さんを
集めることではありません。

なぜって、たくさんのお客さんを集めても
フォローしきれず、リピートに繋げにくいから。

中小が歩むべきは、
お客さんをしっかり囲い込み、
濃い関係を築くこと。

それは、お客さん側も望んでいること。
まさにWin-Winといえるのです。

PS

ちなみにKさん、メールも併用されています。
理由は、LINEを使っていない人もいるから。
この辺りは臨機応変さが必要でしょう。

関連記事