価格の見せ方で知っておくべきこと

From:伴走(Together Run)金子誠志

今日は“価格の見せ方”という
テーマの下、記したく思います。

特に集客商品(フロントエンド)と位置付ける
商品・サービスで意識したい点についてです。

ちなみに「集客商品ってなんだ?」
という場合、こちらからご確認ください。

話を戻しましょう。
数字って、見せ方一つで受け手の
イメージが大きく変わってしまいます。

リポビタンDが打ち出した策

その例をご紹介しましょう。
大正製薬が販売する栄養ドリンク、
リポビタンD、ご存知ですよね?

「ファイト!一発!」の“あれ”です(笑)。
アメリカや中国、イギリスなど、今や
世界15ヶ国以上で販売されているそう。

そのリポビタンDが過去に成功させた
コマーシャルに「タウリン1000ミリグラム
配合」
を謳ったものがあります

「タウリンがなんだかわからないけど、
なんとなく効きそう」
と思って購入された
方も少なくなかったことでしょう。

1本のリポビタンDにはドリンク剤が
100ミリリットル入っています。

考えてみてください。
1000ミリグラムって1グラムですよね。

重さと容量はイコールではありませんが、
100ミリリットルの内、タウリンは
わずか1グラムしか入っていません。

見せ方で反応が異なるという事実

大正製薬が素晴らしかったのは、
それをタウリン「1グラム配合」といわず
「1000ミリグラム配合」としたこと。

「1000ミリグラム配合」と聞くと、なんと
なく、たくさん入っている気がしませんか?
実際はたった1グラムなのに。

数字は揺るぎない事実であるため、
そこに人は強く影響を受けます。

ですから、同じことを伝えるに
してもどう見せるかってかなり重要。

さて、本日のテーマである価格の
見せ方においても同じことがいえます。

Y社はなぜ半額に拘ったか?

健康食品などの通販では超有名なY社。
先日そのチラシを目にしたのですが、
そこに大きくこう書かれていました。

「本日、半額」

よ~くチラシを見てみると、半額の言葉
の後に小さく「以下」と記されています。

計算してみると、実際は52%引きでした。
でも前面に打ち出していたのは“半額”。

52%引きって「半額以下
で売ります」っていうこと。
でも52%引きといわず、半額を謳う。

これって、なぜだと思います?
答えは、半額と書いた方が多く購入されるから。

50%引きと半額は全く同じ意味。
本来の価格を1/2にするということです。

でも、言葉って不思議で、50%引きと
するより、半額と記した方が多くの人が
反応し、結果、売上アップに繋がる

半額の魔力、経験していませんか?

あなたも、あまり興味がないもので
あったとしても『半額』と書かれていたら、
「なんだろう?」と気になりませんか?

『半額』という言葉には、そんな
魔力(笑)が備わっています。

ですから、集客商品(フロントエンド)として
なにかを謳う際は、中身を工夫してでも半額
と表示できないか検討してみてください。

その方がお客さんの目に留まる可能性が
格段にアップし、その人達をあなたの
ところに導いてくれる可能性大ですから。

PS

半額表示は大切ですが、内容を伴わないような
見せかけだけに終わっては、そのお客さんが
リピートしてくれる可能性がなくなります。

そこからしますと、半額を謳う際は、中身も
じっくり検討の上、設定いただきたいです。

関連記事