From:伴走(Together Run)金子誠志
当たり前ですが、水って燃えません。
もちろん、火を近づければ蒸発しますから、
それを燃えたと捉えることは可能でしょう。
でも、水を燃やそうとするのは、どう
考えても愚かな行為だと思いませんか?
ゴミのこと、知ってください!
ところで、あなたも職場において、あるいは
私生活において、ゴミを出されるでしょう。
最近はゴミの分別が進んでいますが、
大きくは「燃えるゴミ」と
「燃えないゴミ」に分けられます。
ゴミの分別法は自治体により異なりますが、
ざっくり8割が燃えるゴミだそう。
で、その8割の燃えるゴミの内、一番
多いものって、なんだかご存知ですか?
それが、“生ゴミ”。
自治体によって差がありますが、燃える
ゴミ全体の40%前後が生ゴミのようです。
我々が排出する最大のゴミ
問題はここから。
生ゴミの内、最も多くを占める
ものって、なんだと思います?
少し考えてみてください。
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それでは、答えにいきましょう。
生ゴミのメインになっているもの、
それが水分、つまり“水”です。
水を燃やすべくお金を投じる私達
燃やすゴミって、その言葉の通り、
「燃やす」という処理を行っている。
そうなんです、人は一所懸命、
水を燃やしているわけです。
ゴミ処理にかかるコストは、あなた
も納める税金で賄われている。
あなたが出す生ゴミにも、水分
ってきっと含まれていますよね?
ということは、あなたもお金を払って
水を燃やしていることになりませんか?
なにをいいたいか?
「だから、水分をできるだけ取り除き、
ゴミを出しましょう!」ではありません。
もちろん、それはそれで大切なことですから、
これまで、そういったことをあまり意識されて
いないなら、改善していただきたいです。
あなたも水を燃やしていないか?
お伝えしたいのは、あなたの会社・店舗でも
「水を燃やしていませんか?」ということ。
もちろん、直接「水を燃やす」なんて
いうことはされていないでしょう(笑)。
では、以下の質問全てに
『うちは大丈夫』といえますか?
◆出席者が過負荷に感じる、あるいは意義が
乏しくなってきた会議はありませんか?
◆社内の情報が共有されない故に、それぞれの
担当が同じことに試行錯誤していませんか?
◆社内向け資料が丁寧すぎる、
なんていうことはありませんか?
◆現状の全ての報告(書)が本当に必要ですか?
内容をシンプルにすることはできませんか?
◆お客さん対応に見直せる余地はありませんか?
そのお客さん訪問、本当に必要ですか?
などなど・・・。
そういった一つひとつこそ、
正に生ゴミにおける水分といえます。
それらを広い視野から見直せるのは、経営層
であるあなたしかいないかもしれません。
一度、そんな点検をされるのもよろしいかと。
PS
水を燃やす話、初めて(私が住む鎌倉)市の
ご担当者にうかがった時は、びっくりしました。
一人ひとりの“ひと手間”が大切ですね。