コロナが売上に影響しているかどうかの境目

From:伴走(Together Run)金子誠志

新型コロナウィルスの影響がますます広範と
なり、その度合いも深刻になってきましたね。

一部に特需といったプラス効果も見られますが、
全体を見渡せば、マイナス効果が圧倒。

マイナスが大きい業界の一つが
飲食関連といえるでしょう。

二桁の経営者に伺ってきました!

ということで本日は、周囲にヒアリング
した状況などを記したく思います。

全体としましては、多くの飲食店が、客数を
減らし、大きく売上をダウンさせていました。

二桁の数の飲食店にお話を伺いましたが、
平均すると、直近の売上は前年の
65%ほど
という状況のようです。

とはいっても、これは平均。
一部ではありますが、ほぼ影響なし、という
お店がある一方、前年の2掛けというお店も

過去に団体客を多く受け入れていた
お店は、その影響が相当に深刻のようです。

一方、影響が少ない
お店は、どういったところか?
共通する点が2つ挙げられます。

1)個人客中心
2)ファン作りに努力

「お越しください」メッセージ

政府によるイベント等の自粛要請が
出ていることから、会合や宴会などは
ことごとく中止or延期になっています。

そうはいっても、ずっと家の中では
ストレスが溜まりますから、食事に
出かける人もいらっしゃる。

で、そういった個人客中心のところに、
影響が少ない、というお店が散見されました。

ですが、それ以上に
大きかったのが、2)のファン作り。

影響が少ないお店がことごとく
取り組んでいたのが、これです。

具体的には、メールやLine、あるいは
ハガキやDMなどを使い、定期的に
お客さんにアプローチ
されていました。

で、こんな状況だからこそ、「ぜひお越し
ください」といった連絡を入れているそう。

もちろん、お得メニューを用意したり、
といった創意工夫もされています。
結果、一定の売上を維持しているとのこと。

“顧客フォロー”強し

一方、個人客中心であっても、
そういったフォローをされて
いなかったお店は苦戦されています。

顧客フォローって工数がかかること
ですが、こういったピンチに陥りやすい
タイミングにこそ、効果絶大ですね。

さて、そうはいっても、これまで
きちんとお客さんをフォローして
いなかった場合、どうすればいいか?

一つ成功していた例が、助けてください作戦
お客さんに「困っています、助けてください」
と素直に窮状を訴えるという手法。

人って、なんだかんだ情にもろいですから、
「助けてください」といわれると
助けてあげたくなりますよね?

なので、これまできちんとお客さんをフォロー
できていなかった場合、助けてください作戦
が効果を発揮してくれるかもしれません。

影響あるなしの境目は・・・

ということで、コロナが売上に影響しているか
どうかの境目は、やはり日頃の顧客フォロー、
ファン作りを行っているかどうかという結論に。

さて、あなたのビジネスは、
コロナの影響がでていますか?

もし出ているとすれば、こんなタイミング
だからこそ、ファン作りの努力が十分か、点検
してみるとよろしいのではないでしょうか。

PS

先日、仕事の関係で横浜中華街に出向きました。
金曜のしかも19:00頃という混みあう時間。

ところが、人通りはまばら。
閉めているお店も多かったです。

コロナ問題の大きさ・深さを改めて実感
する、そんなひと時となってしまいました。

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