単価アップに不可欠なメンタルブロックの外し方

From:伴走(Together Run)金子誠志

「金子さん、ほんとに単価アップできました」
先日開催したセミナーでのこと。

ある方が、私の顔を見るなり、
いきなり、そういってきたんです。

単価アップを実現したHさん

その人を仮にHさんとしますが、Hさんは
よく私のセミナーに足を運んでくれる方。

先日のセミナーにも来てくれたんですが、
その時の第一声が冒頭に挙げた言葉でした。

Hさんは10名ほどを束ねる会社の社長。
IT系の仕事に就かれている、とのことでした。
創業から8年ほどとおっしゃっています。

売上に関する悩みを以前から相談して
くれていたのですが、中でも最近、特に
深刻なのが急激に下がってきた単価
だそう。

そんな中、単価アップに関する
セミナーにも参加してくれました。

そしてそれから2ヶ月。
再びお会いし、報告してくれた、というしだい。

単価が一気に1.7倍に

その日のセミナー終了後、詳しくお話を伺った
のですが、簡単に記せば、こんな感じでした

 セミナーで単価アップの必要性を痛感し、
 とにかくなにか行動しなければと、
 実際に動いてみた。

 すると、前と契約条件が全く同じなのに
 1.7倍の単価で契約することができた

 その成功をきっかけに自信がもてるように
 なり、他の案件でも同じように交渉した。
 すると、面白いように単価が上がった。

 単価アップはもちろん嬉しいけど、
 それ以上に自分の会社が必要とされている
 と気づけたことが大きな自信に繋がった。

そんなことを熱く語ってくれました。
あなたは、いかが思われますか、Hさんの事例?

もしかして、こう思われたかもしれませんね。
「なにか特殊な事情があるんじゃないの?」

Hさんが実践したこと

「うちは一生懸命だけが取り柄の会社なんです」
Hさん自身がそうおっしゃっていましたが、
お話を伺う限り、私にもそう感じられました。

でも、単価が一気に1.7倍になった!
さて、Hさんは具体的にどうしたのでしょう?

答えは、以前と比べ1.7倍の
単価をお客さんに提示した

それだけだそうです。

これ、当のHさん自身がおっしゃって
いましたから、間違いありません。

日本の多くの企業、特に中小企業は、その提供
する商品・サービスが持つ価値を十分に価格
に転嫁できていないように感じています。

その最大の原因が、「安くしないと
売れないんじゃないか」という思いこみ

いわゆる “メンタルブロック” というやつですね。

遂に覚悟を決めたHさん

で、Hさんは、これ以上は会社が
持たないと判断されたのでしょう、
単価アップに踏み切りました。

すると、相手があっさりそれを
受け入れてくれた、ということなんです。

とはいってもHさんも、最初の単価アップ交渉
は「断られるかもしれない」という恐怖との
戦いだった、とおっしゃっていました。

そんなHさんに、セミナーで私がお伝えした
のが、最悪は契約が途絶えても構わないと思える
お客さんから試しましょう、ということ。

Hさん、覚悟を決め、最初のお客さんとの
交渉に臨んだ、とおっしゃっています。

結果、あっさりそれが通ってしまった。
いかがですか、Hさんの挑戦。

あなたの商品・サービスも本来の価値を価格に
転嫁できていないなんてこと、ありませんか?

もしそうなら、Hさんのように一度
勇気を振り絞られてはいかがでしょう?

PS

単価アップを実現したHさん、そのメリットは
利益だけではない、とおっしゃっていました。
それが少ないお客さんで済むようになったこと。

従来と全く仕事内容が変わらないにも
関わらず単価アップしていますから、
利益が2倍以上になったんだそう。

結果、仕事の総量を減らすことができたのが
ありがたい、とおっしゃっていました。
単価アップって、ほんと、良いことずくめです!

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