経営者のコミュニケーション能力向上に役立つ本

From:伴走(Together Run)金子誠志

日々、経営を担っていると、
さまざまな能力が要求されますよね?

営業力がなければ、ビジネスが伸び悩みますし、
組織を率いるには、リーダーシップや
マネジメント系の力も必要でしょう。

経営に強く影響するスキル

中でも重要なのが、コミュニケーション能力
ではないかと思うのですが、いかがですか?

お客さんとの会話、部下との“ほうれんそう”
(報告連絡相談)、取引先とのやり取りなど、
コミュニケーションしない日はないかと。

一方、どうすればスムーズなコミュニケーション
が図れるか、それをきちんと学んでいる人って
周囲に聞く限り、意外に少ないように感じます。

そもそも義務教育課程に、コミュニ
ケーション関連科目ってないですし・・・。

コミュニケーションって感性とか持って生まれた
資質で決まる、と思っている人もいらっしゃい
ますが、決してそんなことはありません。

コミュニケーション・スキルを磨こう!

“コミュニケーション・スキル”という言葉がある
ことから分かるように、それはスキル、いくら
でも後から磨くことのできる能力なんです。

もちろん、元々コミュニケーション能力が長けた
人もいらっしゃいますから、もしあなたがその
人なら、私からすれば羨ましい限り・・・。

でも残念ながら多くの方はそうではありません。
コミュニケーションが原因で悩んだり、時に
トラブルに巻き込まれることだって起こり得る。

ですから、誰かれなく意思疎通を図ろうと思う
なら、その力を磨くに越したことはありません。

ということで今回は、長期休みにまとめて
読んでいただきたいコミュニケーション能力
アップに役立つ2冊
をご紹介したく思います。

2冊とも、比較的さらっと読める本ですので、
一気読みもそれほど苦ではないかと・・・。

コミュニケーションの3つの力

最初にご紹介するのがこちら。

一口にコミュニケーションっていいますが、その
中身は大きく3つの力から成り立っています。
それが『話す力』『聞く力』『質問する力』

コミュニケーションというと、多くの
人が話す力の強化を課題に挙げます。

ですが、実は一番大事なのが
『聞く力』だってご存知ですか?

なぜって、相手の真の“想い”を引き出せないと、
表面的なやり取りとなり、誤解や勘違い、
すれ違いが起こりやすくなるから。

経営者は、お客さんの本音がどうとか、
部下がなにを考えているか、といった
真実をつかむ必要がありますよね?

そのためには、自分の考え・思いを伝える以上に
相手の本心を引き出せるようなスキルを高める
努力、つまり聞く力の向上が欠かせないんです。

ですから、話す/聞く/質問するという
3つの力の中でも、最初にピカピカに
して欲しいのが、聞く力
だといえます。

そこで、真っ先に上記書籍を取り上げました。

自己対話の質が経営を左右

では、聞く力の次はどのような
コミュニケーション能力を磨くべきか?

次にピッカピカにして
欲しいのが、“自己対話力”です。

人って、一日の中で誰と一番
話しているか、ご存知ですか?
それが“自分自身”。

例えば、「今日はお昼になにを食べよう?」
とか「週末はどう過ごそう?」なんて、自分に
問いかけ、(自分で)答えていませんか?

これこそがまさに自己対話といわれる行為。
経営者って、一人で考えなければならない
ことが山のようにありますよね?

お客さん対応、売上やキャッシュフローの
こと、さらには部下や取引先のことなどなど。

そういった悩みを自問する際、なによりも
大事なのが、自分へどう問いかけるか

自分にどう質問するかで出てくる答えが変わって
しまうほど、問いかけ方って重要なんです。

そこで読んでいただきたいのがこちら。

実は、自分への正しい質問の仕方を身に
つけると、悩み自体が減っていきます

ストレス減に直結する、ということです。
それって、超嬉しくないですか?

そんなこともあり、聞く力とともに自己対話力
にもぜひ磨きをかけていただきたいと思います。

ということで今回は、経営者に読んで欲しい
コミュニケーション関連書をご紹介しました。
ご参考となれば幸いです。

PS

話す/聞く/質問するといったコミュニ
ケーション力をトータルで高めたい、という
ことでしたら、こちらも参考になるかと。

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