日常生活で簡単に脳トレする方法

From:伴走(Together Run)金子誠志

突然ですが、あなたは20歳以上ですか?

YESなら、あなたの脳内細胞は、
毎日10万個ずつ死滅
しているかも
しれないって、ご存知ですか?

20歳を境にパワーダウンする“脳”

人間の脳の成長は基本的に20歳でピークを
迎え、その後は細胞の数を減らしていくそう。

もちろん、数の減少と脳の働きは、単純に比例
しませんし、そもそも細胞の数は140億個とも
いわれますから、すぐにどうこうもありません。

が、そうはいっても、記憶力などは、
年齢とともに着実に衰え
ていきます。

一方、年齢が上がるほどに、頭を使わなければ
ならないことって増えていきませんか?

新しいアイデア・発想が必要になったり、
考えざるを得ない状況も増えていきますよね?

そういった際、脳にフル回転で働いてもらう
には、脳の強化、つまり脳トレが不可欠。
では、どうしたらいいか?

右か左か、それが問題だ!

続きに行く前に、ちょっと質問。
あなたは右利きですか、それとも左利き?

歯を磨く時、歯ブラシは右手で持ちますか、
それとも左手を使います?

濡れたタオルを絞る時、左右の手の
動きはどのようになっているでしょう?

なぜこんな質問をしたか?
これ、脳トレに大きく関係するから。

ご存知かもしれませんが、
基本的に人の右半身は左脳が、
左半身は右脳がコントロール
しています。

右半身の刺激は左脳に伝わり、
左半身の刺激は右脳に伝わる、ということ。

多くの右利きの人は
歯ブラシを右手に持ち、歯を磨きます。
左利きの人の場合、その逆でしょう。

タオルを絞る時も、ほとんどの人が
左右の手を常に同じ方向に動かしています。

脳にラクをさせていませんか?

結果、どうなるか?
常に同じ行動を取り続けているということは、
同じ刺激しか脳に送っていない、ということ。

すると、どうなると思います?
同じ刺激しか受けないわけですから、脳はその
状態に慣れ、変化対応力が落ちていきます

常日頃から脳にラクをさせてしまっては、
いざフル回転が必要な状態になっても、
十分に動けないと思いませんか?

錆びついた歯車を思い浮かべて
いただくといいかもしれません。
そんな状態だと、動きが鈍りますよね?

今日のテーマは脳トレでした。

運動と一緒で脳も日頃から訓練しておかないと
いざ、考えごとをしよう、アイデアを出そう
と思っても柔軟に動いてくれません。

だからこそ、脳トレが必要なんですが、
実はそれはさほど難しいことではありません。
普段と違った動きをするだけでいいんです。

左右・上下を変えてみる!

例えば、普段と逆の手で歯を磨く、
タオルをいつもとは逆方向に絞る。

そういった日常、意識していないような
ちょっとした動きを変化させるだけで、
脳には大きな刺激が届きます。

いつもと逆の手でハサミやカッターを
使うのもいいですし、絵や文字を
書くなんて最高でしょう。

年齢による脳の老化は避けようがありませんが、
日頃からこういったことを意識していると、
脳の力が低下する速度を遅らせられる

それに現実問題、どちらの手でも
ハサミやカッターを使えるって、便利。

ということで、今日を境に、普段と違う動き、
例えば左右・上下を変えてみるといった
行動にチャレンジしてみませんか?

脳を活性化する良い刺激が
たっぷり頭に向かうはずですから。

PS

脳トレっていうと、パズルを解いたり、
計算したりっていう、脳を直接使う
ことを思い浮かべがちです。

でも、今回記しましたように、いつもと
違う身体の動きを取り入れるだけで効果が
あるみたいですから、ぜひお試しを。

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