From：伴走（Together Run）金子誠志

前回、「お客さんは寂しがり屋、気にかけずに
いると去って行ってしまいますよ」
という話をしました。

ですから「お客さんに定期的に連絡しましょう」
とお伝えしましたが、覚えてくれていますか？

どんな方法でなにをお客さんに伝えるか？

で、その際、どんな形でどういった内容を
伝えたらお客さんは満足してくれるか？
今日はそんな話をしたく思います。

まずはどんな形で、つまりどういった
方法で伝えるかですが、コストを考えれば、
メルマガ（メールマガジン）発行が一番。

ネット環境さえあれば、追加コストを
かけることなく始められます。

HTMLという方式を使えば、写真や画像
だけでなく、動画を届けることだって可能。

メルマガの魅力は、それだけではありません。
SNS全盛の時代ですが、商品紹介時の成約率を見ると、
メルマガの反応は時にSNSの40倍。

もちろん、お客さんの属性（例えばスマホ世代
がメインユーザーの場合等）によっては、SNS
に分があることも、なきにしもあらずですが。

そうはいっても、SNSは例えば、SNS側
の急な仕様変更などがあると、その影響
をダイレクトに受けてしまいます。

ですから、ネットを使うなら、基本的にはSNS
ではなくメルマガ、と考えていただく方がよろ
しいでしょう（もちろん、併用が最高です）。

ベスト手段はニュースレター！

と、メルマガを推奨しましたが、実は
それ以上におススメの方法があります。
それが『ニュースレター』の活用。

ニュースレターというのは、一言でいえば
新聞紙面のようなイメージです。

使い方としましては、PDFファイルのような形
にしメール、あるいは、着実に読んでもらいたい
なら、コストはかかりますが郵送がベスト。

新聞のように体裁を整える必要があるため、
メルマガに比べ若干工数がかかりますが、効果
を考えれば、その右に出るものはありません。

ですから、方法を一つだけ挙げるなら、
ニュースレターがおススメです。

さて、ではメルマガやニュースレター
を使い、なにを伝えればいいか？

関係性を築くために・・・

メルマガやニュースレターの発行目的は、
お客さんに「あなたのことを気にかけています。
忘れていませんよ」という思いを伝えること。

これ、我々の業界では
『関係性を築く』といいます。

つまり、お客さんとの良好な関係を
維持・強化していくことが一番の目的。

もしかしたら「なぜ、関係性を築くことが
必要なんだ？」と思われたかもしれません。

関係性とは、お客さんに信頼してもらうこと。
信頼が増すと、何度となくリピート（再購入）
してくれる可能性が高まるからです。

信頼を高めるためにメルマガやニュースレター
を発行するわけですから、売り込みは
積極的には行いません。

いくら頻繁に連絡がきても、毎回「これ買って
ください」ばかりだと嫌気がさしますよね？
信頼を築くどころが、信頼を崩しかねません。

“お役立ち情報”が関係性に効く

ですから、伝えるべきは、“お役立ち情報”。

あなたが扱う商品・サービスに
付随して、知っておいた方が良いこと。
自社商品とは直接関係しないようなお得情報。

イベントを開催するなら、その告知とか、
さらっとなら新商品等の紹介もOK
です（それでも売れてしまいます）。

会社（お店）やあなた自身の近況を伝えたり、
利用者から届いた声を紹介してもいいでしょう。

メルマガの場合、一回に
一つのテーマに絞り、伝えます。

複数のテーマを伝えたい時は、メルマガを
分ける方が読んでもらいやすいでしょう。

ニュースレター1枚から始めませんか？

ニュースレターの場合、新聞ですから、
そういった情報を組み合わせ、
紙面を作り上げます。

ちなみにニュースレターの分量ですが、
A4用紙2～4枚程度が目安と考えてください。
もちろん最初は、1ページだけでも十分。

文字だけでなく、写真なども加え、
メリハリをつけられると最高です。

発行頻度としましては、 前回書きましたように、
メルマガなら週1回以上、ニュースレターの
場合も月1回以上が必須と考えてください。

大切なのは、とにかく継続すること。
それが関係強化につながります。

関係作りは、ビジネス（売上）の安定に貢献。
メルマガ・ニュースレターを使い、ぜひ
お客さんと密な関係を築いてくださいね。

PS

メルマガやニュースレターは、書き慣れる
までは敷居が高く感じるかもしれません。

スタンスとしましては、お客さんに近況などを
話しかけるような感じで書くと良いでしょう。

肩ひじ張らず（格好よく見せようとせず）、
ありのままを出していただくと、関係性が
強まりやすい傾向がみられます。